リー・ウェストウッド涙の優勝会見
2003年 BMWインターナショナルオープン
期間:08/28〜08/31 場所:ゴルフクラブミュンヘン、Nord-Eichenried(ドイツ)
L.ウェストウッドが3年ぶりの復活優勝!!
2003/09/01 09:00
2003年欧州ツアー第31戦『BMWインターナショナルオープン』が、ドイツのゴルフクラブミュンヘンで開催された。4日間通算19アンダーをマークしたイングランドのリー・ウェストウッドが、3年ぶりの優勝を果たした。2000年にシーズン6勝を挙げ、コリン・モンゴメリーが7年間守りつづけた賞金王の座を奪ったウェストウッドだが、その翌年から今週まで3年間スランプに陥っていた。
最終日に首位と3打差の6位からスタートしたウェストウッドは、7番ホールでボギーが先行したが、9番で取り返した。そして後半、11番から3連続バーディで首位に踊り出ると、16番から最終18番までも3連続バーディ。伸び悩む上位陣を尻目に19アンダーまで伸ばした。
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日本のゴルフファンならウェストウッドの強さを知っている人も多いはず。それは「住友VISA太平マスターズ」に1996年から3年連続優勝を果たし、98年には「ダンロップフェニックス」にも勝っているからだ。2000年、賞金王になった時には誰もがウェストウッド時代の到来を信じていた。3年ぶりのこの優勝がきっかけになり、再びアーニー・エルスなどと賞金王争いを演じてくれることを願う。
2位には、16アンダーをマークした地元ドイツのアレックス・チェイカが入った。予選ラウンドでは、アーニー・エルスと一昨年この大会で優勝したジョン・デーリーとのラウンドになった。飛ばし屋2人に挟まれながら、持ち前のステディなゴルフでスコアを伸ばしたチェイカは、上位陣がスコアを崩す中6バーディ、1ボギーのランドで2位に食い込んでいる。
さらに1打差の15アンダー3位は、イングランドのポール・ケーシーとゲーリー・エバンス、そしてスコットランドのアンドリュー・コルタートの3人だった。今週から欧州ツアーに戻っている南アフリカのアーニー・エルスは、スコアを伸ばせず苦しいラウンドが続いたが、最終日は8ストローク伸ばしてきた。62位から17位に入るところは、さすがエルスという感じだった。