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2003年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:オリンピアフィールズCC(米国イリノイ州)

J.フューリックとV.シンが首位。タイガーは5位タイに浮上!

2日目にまず首位に立ったのはジム・フューリック。初日に3アンダー5位タイだったフューリックは、今日66で回り、首位に躍り出た。しかし、その後、午後スタートのビジェイ・シンが63のトーナメントレコード(タイ記録)をマークし、25位タイから首位へ一気に躍進した。

今日、最大の盛り上がりを見せてくれたのは、やっぱりタイガー・ウッズであろう。イーブンパーからスタートしたタイガーは、前半4バーディ1ボギーで3つスコアを伸ばし、後半も1つ伸ばして、通算4アンダー5位タイまで浮上してきた。

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「今日はティショットでフェアウエイをより多く捉えることができたから、昨日よりピンを狙えた。だから、スコアメイクは昨日よりラクにできたよ」と語るタイガーは、「全米オープンで予選2日間を終えてアンダーパーならチャンスはある。僕は自分がいるべきポジションにいると思う」と、優勝への意気込みを感じさせた。

日本勢で予選通過を果たしたのは田中秀道だけ。初日でフェアウエイキープ率トップだった田中は2日目も「リズムを守ることだけを考えていた」という落ち着いたプレーぶり。2ボギー1ダブルボギーを叩いたものの、バーディも3つ取り、1オーバー71のラウンド。通算イーブンパー27位タイで第3ラウンドを迎える。

「終わってみれば、昨日より風も強かったかな、グリーンも難しかったかなと思うけど、プレーしていたときは目の前のショットに集中するだけだったので、コンディションはあまり気にならなかった。決勝2日間でも同じリズムを守れば、初日、2日目以上のことはできるんじゃないかなと思っています」

初日から調子が出せなかった丸山茂樹は、今日も3オーバーのラウンドと調子は上がらずじまい。通算8オーバーで予選落ち。「何も語ることはない」と落胆した様子でコースを去った。一方、「明日はアンダーで回ってプライドを見せたい」と語った谷口徹は、その言葉通り、今日2アンダー68をマーク。しかし、初日に9オーバーを叩いたため、通算7オーバーで、やはり予選落ちとなった。「昨日のトリプルボギーが痛いですね。でも、2日間のゴルフ(予選)だから仕方ない。初日は戸惑いがあったのかな。今日は慣れや経験も出てきた」と振り返る谷口は、「ジャパンオープンもこういうコースでやりたい。でも、こういうコースは日本にないから、海外にコースを借りて開いてくれたらいいのに」。難度の高いコースで経験を積むことの大切さを痛感した谷口の言葉は印象的だった。

日米2重国籍の松尾浩は豪快なゴルフゆえ、日米双方のファンの注目を集めていたが、2日目は10番から5連続ボギーとこれまた豪快な落とし方。今日72、通算6オーバーで予選落ちとなった。「ショットは悪くなかったんだけど、ほんの1~2ヤードフェアウエイを外したところがトラブルになった。予選通過のことはずっと意識せずにプレーしていたけど、5連続ボギーを打ったとき、初めて予選通過が危ういという考えが頭に浮かんだ」。それでも笑顔で饒舌な松尾は、「もう1つの母国である日本でゴルフをしてみたい。日本ツアーの試合から招待を受けたら、喜んで出場したい」と、やる気満々。ともあれ、予選落ちした日本人3人の全米オープンは2日間で幕を閉じた。

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