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エルス敗れる!! オランダのR.J.ダークセンが初優勝!

アラブ首長国連邦ドバイにあるエミレーツゴルフクラブで開催された、欧州男子ツアーの第11戦「ドバイデザートクラシック」は、オランダ出身のロバート・ジャン・ダークセンが、通算17アンダーでツアー初優勝を果たした。

10アンダー7位タイで最終日を迎えたダークセンは、10番ホールまでに4つのバーディを奪うと、13番パー5では快心のイーグルを奪い単独首位に立った。そして、プレッシャーのかかる終盤も落ち着いたプレーぶりを見せ、最終18番パー5でも3オンに成功しバーディ。この日7ストローク伸ばし、逆転優勝を果たした。

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29歳のダークセンは、昨シーズン成績不振に悩み、シーズン末のQスクールを突破してツアー復帰を果たした。「Qスクール挑戦という辛い思いがバネになり、4日間好スコアをマークすることができた」。そんな辛い思いがよぎったのか、俯きながらのホールだったが、優勝が決まってからは終始笑顔を絶やさなかった。

最終日の展開は、アーニー・エルスの優勝ムードが漂っていた。13アンダー首位タイでスタートし、11番ホールを終えて16アンダー単独首位。しかし、この日のエルスには安定感が欠けていた。12番でセカンドショットをグリーンオーバーすると、寄らず入らずのダブルボギーで首位陥落。

15番で再び16アンダーに戻し、ダークセンを捕えたエルスに、最終18番パー5でドラマが待っていた。2打目でグリーン奥まで運び、寄せワンのバーディでプレーオフ。詰め掛けたギャラリーもダークセンもそんな結果を予想した。しかし、エルスの放ったアプローチショットは、ボールの下をくぐり抜けるような状態で、ピン手前5メートルで止まってしまった。

エルスは、2、3日目にこのホールを叩き、そのことが頭をよぎったのか、エルスらしからぬプレーでバーディを奪えず。あっけない幕切れとなった。これで、今シーズンのエルスは、優勝が2回に2位も2度目となってしまった。

今週、日本からスポット参戦した片山晋呉は、2日目を終えて13位につけながら3日目にスコアを崩してしまった。しかし、最終日は3ストローク伸ばし、通算6アンダー28位に入る健闘だった。

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2003年 ドバイデザートクラシック



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