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エルスが首位タイ堅守、優勝モードに突入!

欧州男子ツアー第11戦「ドバイデザートクラシック」3日目。アーニー・エルス、デビッド・リン、アラステア・フォーサイスの3人が69をマークし、13アンダーで2日目と同じく首位タイとなった。

序盤から好調だったのはフォーサイスで、3番パー5で10メートル超のイーグルパットを沈め波に乗った。対照的にエルスは序盤から我慢のゴルフが続いたが、後半に入ると、ためていた力を一気に発揮し15番ホールから3連続バーディで、首位に踊り出た。しかし最終ホールで2日連続となるボギーを叩き、パーで凌いだフォーサイスと並んでしまった。

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エルスは2日目の最終ホールで、2打目をグリーン手前の池に入れてボギー。今日は池は免れたものの、グリーン手前にあるブロックの上にボールが乗ってしまい、そこから寄せることができずボギーを叩いた。

アーニー・エルス
「18番のグリーンは硬く、手前から攻めないと奥にこぼれてしまうと思って打ったらショートしてしまった。思い通りのショットが打てたが、結果が伴わなかった。3打目は岩の上からのショットで、大オーバーして寄らず入らずという最悪の結果になってしまった」

この姿を見たフォーサイスは「エルスも超人ではないという事だ。これで明日が楽しみになった」と、世界のエルス撃破に自信を見せた。

また同じくトップタイのリンも「首位タイと言えど、結局注目を集めるのはエルス。その分、自分は気楽にプレーできるから明日は見ものだよ」。2日連続同じホールでミスをするエルスを見て、無敵というイメージが薄らいだようだ。

日本から唯一参戦し予選通過を果した片山晋呉は、前半8ホールで5ボギーを叩くなどスコアを落とし、75でトータル3アンダーの38位タイまで順位を落とした。

最終日は、調子を見る限りエルスが落ちることはなさそうだ。逆に、自信をつけた“エルス包囲網”がどこまでスコアを伸ばすかにかかっていると言えるだろう。

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2003年 ドバイデザートクラシック



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