初の世界一に輝いた、スコットランドチームの喜びの声
2012年 セントオマール・オープン
期間:06/14〜06/17 場所:セントオマールGC(フランス)
フィチャード、5連続バーディで5打差リード
◇欧州男子◇セントオマール・オープン3日目◇セントオマールGC(フランス)◇6,248ヤード(パー71)
強風に見舞われた大会3日目は、前日までの首位、キム・シーワン(韓国)がスタートからの7ホールで3ボギー1トリプルボギーと大きく崩れるなど、天候同様スコアも荒れ模様となる。そんな中、通算5アンダーからスタートした南アフリカのダレン・フィチャードは「ピンの近くに打って、良いパットを決められた」と、5番から9番までなんと5連続バーディを奪い大きく抜けだす。折り返した後半は3つのボギーを献上し通算7アンダーでホールアウトしたが、振り返れば2位に5打差をつける大量リードを築いていた。
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「大変な一日になると思ってスタートしたが、実際とてつもなく厳しかった」と37歳のフィチャード。「前半の連続バーディで後続と差をつけられて、後半はどれだけ粘れるかの勝負だった。これまでのすべての経験と忍耐が必要だった」。
欧州ツアーで過去2勝を挙げているが、最後の勝利は03年。「欧州での優勝からはしばらく遠ざかっているけど、南アフリカではここ数年で何度か勝っている。仕事をやり遂げるにはどうすればいいか分かっているし、その経験が味方してくれると思う」と、最終日へ向けて自信をのぞかせている。
通算2アンダー、5打差で2位に続くのはイングランドのサイモン・ウェイクフィールド。アンダーパーはこの二人だけで、イーブンパーの3位タイにマーク・トゥロ(チリ)、ゲーリー・ロッカービー(イングランド)、ウィル・ヴェッセリング(フランス)の3選手がつけている。キム・シーワンは結局この日「81」をたたいて通算4オーバーの20位タイへと大きく順位を落としている。