2010年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)
P.ミケルソンが逆転、3度目のグリーンジャケットを手に!
ジョージア州アトランタのオーガスタナショナルGCで開催されている、海外男子ツアーの今季メジャー初戦「マスターズ」の最終日。連日の晴天、微風と絶好のコンディションに恵まれる中、1打差の2位タイからスタートしたフィル・ミケルソンが5バーディ、ノーボギーとスコアを伸ばし、通算16アンダーで逆転勝利を飾った。
ミケルソンは8番パー5でこの日初めてのバーディを奪うと、11番からの3ホール、通称“アーメンコーナー”でバーディを重ねる。12番パー3ではピン奥6メートルのバーディパットを沈め、力強いガッツポーズ。通算13アンダーとし、リー・ウェストウッド(イングランド)を抜き単独首位に躍り出た。さらに、続く13番パー5でも2オンに成功し、楽々とバーディ。15番パー5でも2オン2パットのバーディを奪い、着実に後続との差を広げる。最終18番も3メートルのバーディパットを沈め、2位に3打差をつける通算16アンダー。04、06年に続く自身3度目の「マスターズ」制覇を果たした。
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そのミケルソンに1打差をつける単独首位からスタートしたウェストウッドは、1ストローク落とした前半の出遅れが響き、この日1ストローク伸ばすに留まった。通算13アンダーの単独2位に終わり、惜しくもメジャー初タイトルは叶わなかった。通算12アンダーの単独3位にはアンソニー・キムが浮上している。
4打差を追うタイガー・ウッズは、1番のティショットを大きく曲げてボギー発進。その後は、7番パー4で2打目を直接カップに沈めイーグルを奪うなど見せ場も作ったが、この日「69」と首位を捕らえるまでには至らず。チェ・キョンジュ(韓国)と並び、通算11アンダーの4位タイで復帰戦を終えた。池田勇太は4バーディ、3ボギーと1ストローク伸ばしてフィニッシュ。初出場の「マスターズ」を通算2オーバーの29位タイで終えた。