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「凄い苦しいゴルフ」さくら、出遅れの58位

逆転女王への思いを秘め、「エリエールレディス」初日は賞金トップの諸見里しのぶ上田桃子と同組となった横峯さくら。だが、スタートホールの1番パー5から、その歯車には微妙な狂いが生じていた。

フェアウェイからの第2打を左ラフに曲げた横峯の球は、排水溝の先に落ちて、極端な左足上がりのライとなる。ここからの3打目はピン下12mにつけるのがやっと。2パットのパーとした横峯に対し、諸見里は5mを沈めて幸先良くバーディ発進とした。

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2番ではティショットを左ラフに入れ、パーオン出来ずにボギーを叩く。左ドッグレッグの4番では、ティショットを刻みすぎて直接ピンを狙えず、5番ではフェアウェイからの第2打をグリーン奥にこぼすなど、いつもの安定感は見られない。それでもパーを拾い続け、9番パー5で2打目をグリーン左まで運ぶと、そこから1mに寄せてこの日初めてのバーディ奪取。イーブンパーで前半を折り返した。

しかし、11番で2mのバーディチャンスを外した横峯は、「あれで流れを切らしてしまった」とその後はチャンスを作り出せず、逆に15番、17番とボギーを連発。最終18番パー5でもアプローチを寄せきれずに、がっくりと肩を落とした。「凄い苦しいゴルフでした」と表情も冴えない横峯は、この日は2オーバーの58位タイと出遅れた。

「11番が入っていたとしても一つしか変わらないし、トップ10で4アンダーって凄いと思います」と、周囲の好スコアに目を丸くする横峯。「今日は9番(アイアン)と8番の間とか多かったけど、それがゴルフなので」と、自身のゴルフについては淡々と振り返った。

2009年 大王製紙エリエールレディスオープン



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