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中盤以降にバーディを量産し、ナイスカムバック!

樋口久子IDC大塚家具レディス」の初日、ホールアウトした横峯さくらは、開口一番「疲れましたね」と笑った。スタートホールの1番パー5は、バンカーからの3打目を30センチに寄せてバーディ発進。その後、パーを続けて迎えた5番パー4で、大トラブルが待ち受けていた。

フェアウェイからの2打目はグリーン手前のバンカーへ。「足元はそれほど固くなかったので、思い切りフェースを開いて打った」という3打目は、思った以上に地面が固かったためにウエッジのバウンスが跳ね、トップ気味に当たりホームラン。ボールはグリーンをオーバーしてOBゾーンへと消えてしまった。結局6オン 2パットのダブルパー(8打)を叩き、一気に3オーバーに落としてしまう。

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「気持ちを切り替えようと思った」という6番パー4でも、ティショットを大きく左にひっかけるなどボギー。4オーバーとし、「このままじゃ予選落ちしてしまうな…」とのマイナスイメージが頭をよぎったという。しかし、ここから一転して、別人のようなプレーを見せる。

キャディのジョンと「ここからスタートのつもりで、とりあえず2オーバーまで戻そう、後半でゼロにしよう」と、目標を細かく区切ったことが奏功する。8番パー 3で10メートルのバーディパットをねじ込むと、9番パー5でも2オンに成功して連続バーディ。折り返し後も勢いは止まらず、10番パー4で8メートル、 12番パー3では12メートルと、長いバーディパットを次々に沈める。最終18番も2オンに成功し、2パットで余裕のバーディフィニッシュ。最終的に1アンダーでホールアウトし、見事なナイスカムバックを見せた。

「ダブルパーもあったのにアンダーパーで終えられたのは、自分の中で自信になりました」と横峯。ダブルパーさえなければ…とも思えるが、良い流れで明日を迎えられることには間違いない。

2008年 樋口久子IDC大塚家具レディス



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