鮮やかなカラーのウェアを身にまとう横峯さくら。イーグルも獲って表情も明るい。

初日を終えて2オーバー45位タイと、大きく出遅れてしまった横峯さくら。迎えた2日目は朝から雨が降り、沖縄特有の風はこの日も決して弱くはない。少しでも歯車がずれてしまえば、予選落ちの可能性も生まれてくる。そんな危険を背に感じながらのスタートとなった。

ところが、スタートホールの10番でいきなり3パットのボギー。誰もが不安に駆られたが、続く11番、得意とするパー5でバーディを奪い返す。しかし、その後は「前半はショットは良かったけど、前後の距離感が合わなくて…。それで、5～6メートルくらいのバーディパットばかりになってしまったんです。カップにはかするけど、入らないことが多かったですね」との言葉どおり、我慢の展開が続く。

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そして迎えた18番パー5。ピンまで残り215ヤードのセカンドショットを5番ウッドで打つと、ボールはピンそば1メートルにナイスオン。これを難なく沈め、今季初イーグルを奪った。後半に入ってからはバーディとボギーを交互に繰り返す出入りの激しいゴルフとなるが、最終的に1イーグル、4バーディ、3ボギーとスコアを3つ伸ばすことに成功。通算1アンダーの17位タイまで順位を上げて、明日の決勝ラウンドを迎える。

最終日に向けては、「少しでも上を目指して頑張りたいですね」と横峯。実はこの時点ではまだ明日の組み合わせが決まっていなかったが、初日に続き宮里藍とのラウンドとなる。明日は、お互いの実力を認め合うライバル同士が激しいスコアの伸ばしあいを演じるかもしれない。