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石川遼

石川遼、最終18番で大誤算!池に捕まり7位後退

首位と4打差からどこまで詰め寄るか注目された「マイナビABCチャンピオンシップ」3日目の石川遼。序盤からパーセーブを続けると、4番パー5でバーディを先行。その後はティショットこそ2日目よりもフェアウェイをとらえる確率が高くなったが、アイアンショットでピンに絡めることができずパープレーが続いた。

しかし後半の14番、10m以上のバーディパットを沈めると、15番パー5は2打目でグリーン手前に運び、残り10ヤードのアプローチをしっかりと寄せて着実にバーディ。勝負どころの終盤でスコアを伸ばした。

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だが16番は下り5m、17番は上り4mのバーディチャンスを外し、この時点で首位とは3打差。そしてバーディ、もしくはイーグルを奪いたい最終18番パー5だった。ティショットを右サイドのバンカーに入れると、2打目は前方の木を避けようと3番ウッドでスライスをかけてグリーンを狙った。ところが、トップ目に出たボールは前方の土手に当たって右サイドに飛び出し池の手前ぎりぎりに止まった。

ボールはかろうじて芝の上だが、ウォーターハザードの範囲内。クラブを地面につけて構えられない状況で、左足だけシューズと靴下を脱いだ。ピンまで残り83ヤードにサンドウェッジを手にしたが、ボールはグリーンの10ヤード手前に大きな水しぶきを上げた。

痛恨の池ポチャで最終ホールをダブルボギーとした石川は「2打目もグリーンを狙うことができたし、3打目もボールが打てる状況だったので、他の選択は考えなかった。3打目は自分が思った以上にボールの下がぬかるんでいて、もう少しトップ目にクラブを入れるべきだった。グリーンまでは届かせたかった」と、戦略に悔いはなくミスショットが生んだダブルボギーだと話した。

それでも、首位キム・キョンテとの4打差は前日と変わらない。順位こそ7位タイに後退したが、通算9アンダーは最終日の逆転も不可能ではない位置。「明日は前半から良いプレーをして追い上げていきたい」と、最終組の2つ前でのラウンドで、上位選手にプレッシャーをかけるつもりだ。(兵庫県加東市/本橋英治)

2012年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント



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