2012年 コカ・コーラ東海クラシック
期間:09/27〜09/30 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
石川遼、プロアマ戦で北島康介とラウンド
国内男子ツアーの「コカ・コーラ東海クラシック」は27日(木)から4日間、愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで開催。「ANAオープン」、「パナソニックオープン」に続いて大会ホストプロを努める石川遼は26日(水)、当地でプロアマ戦に出場した。
開幕前日、石川の最終調整にはビッグなゲストが連れ添った。北京五輪で競泳男子、平泳ぎで2大会連続2冠を達成した北島康介がアマチュアプレーヤーとして同伴。2人は2年半前から面識があったが8月のロンドン五輪を終え、25日(火)の大会前夜祭、そしてこの日ゴルフコースで久々の再開を果たした。
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ゴルフ経験の浅い北島に対し、石川は身振り手振りを交えながらラウンドレッスン。その一方で「(ラウンドする)6時間も北島さんと一緒にいられることもないですからね。優しくて、いつも笑顔。世界の頂点に何度も上り詰めた方。オリンピックで金メダルを取って、それ以上、上はないかもしれないのに、それでも上を目指すことを考えている」とアスリートのひとりとして尊敬のまなざしを送る。
フィールドは違うが、会話の中では日々のプレーについてお互いの意見も交換。「水泳も焦ってしまうと、上半身の力で泳いでしまうことがあるそうです。『前に進もう、進もう』とすると意外と進んでいないとか。そういうところはゴルフにも通じるものがある」と共通点も感じながら、大いに刺激を受けた。
前週の「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」では決勝ラウンドで優勝争いから脱落。この日は全ホールでフェアウェイをキープし、今週もティショットには自信を見せるものの、一番のポイントはアイアンショット。「2メートル以内につけたいな、と思ったところで4メートルくらいにしか寄らないときがある」と課題を挙げた。国民的ヒーローとの貴重な時間は、復調が待たれる石川に好影響を及ぼすか。(愛知県みよし市/桂川洋一)