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石川遼

石川遼、米ツアーの経験を活かせるコースに「やりがいがある」

今季は猛暑になったことで、各地のゴルフ場ではグリーンのメンテナンスなどで苦戦し、トーナメント開催コースでも芝を保護するために水を撒き、芝を短く刈ることが出来ないといった状況が続いていた。

ところが、今週開催される「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」の会場となる東広野ゴルフ倶楽部では、主催者の1つ日本ゴルフ協会で競技委員を務める野村淳氏などから、グリーンを最高の状態にして欲しいとリクエストが入っていた。アジア地区でも最高の舞台を整えるべくして準備したコースに、ホストプロの石川遼は「素晴らしいコースです」と環境を整えてくれたスタッフに感謝の気持ちを表した。

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ホストプロとして「もちろん優勝を目指したい」と話す石川。「しかし、優勝を意識するのはまだ早いです。まずは初日が大事ですし、その先も積み重ねなので。先週は後半の2日間は良かったのですが、今週はさらに1日でも良い日を作りたい」と慎重な構えだ。

そして、コースに対しては「久しぶりに攻め甲斐のあるコースだと思います。ピンポジションによって、フェードもドローも高い球も低い球も要求されます。ティショットで刻むホールも少しはありますが、今はドライバーショットの感触も良いので、フェアウェイを狙えるホールは多いと思います」と、ボールの弾道、着地点を明確にイメージしてスイングに入る必要があり、楽しみだと言う。

さらに、素晴らしいと表現したグリーンは前日の雨で少し柔らかい状態になっていたが「硬くなったら難しくなりますね。グリーンの傾斜がきついところでは、ピンをデッドに狙うのがすべてではなく、傾斜を利用してピンに寄せるショットも要求されそうです。海外やメジャーでも必要になってくるので、アメリカでの経験が生かせるコースでもある」と、今季中盤まで戦ってきた米ツアーでの戦いの成果を出す時がきた。(兵庫県三木市/本橋英治)

2012年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン



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