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石川遼

中盤に逆転され、石川・深堀ペアは初戦を落とす

「ミリオンヤードカップ」初日、一つのボールを交互に打つフォアサム形式のストロークマッチに深堀圭一郎と組んで出場した石川遼。対戦相手は日本ツアーで活躍するキム・ドフンと、韓国ツアーで通算8勝を挙げているカン・キョンナムという強豪ペアだった。

1番で、いきなり韓国ペアが4オン2パットのダブルボギーでつまずくと、日本ペアは2番をボギーとしたものの、3番で3m、4番で2mと連続してバーディパットを沈めて3打のリードを築く。パー5が3つある奇数ホールでは石川がティショットを担当する作戦も奏功し、一時はがっちりと試合のペースをつかんだかにみえた。

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しかし、8番(パー3)で韓国ペアが初バーディを奪うと、続く9番(パー5)でも、バーディを取り損ねた日本ペアを尻目に韓国ペアはきっちりと連続バーディで折り返す。直後の10番をボギーとした日本ペアは、続く11番では石川が左にOBを打ってダブルボギー。「決して悪いゴルフじゃなかった」と振り返った石川、深堀両プロだったが、一方の韓国ペアは8番から6連続バーディとエンジン全開。あっという間に逆転され、終わってみれば4打差をつけられる完敗だった。

「前半は良かったし、粘ったプレーをしていたと思う。9番でバーディを獲れなかったり、その辺の3~4ホールだけゴルフの内容が良くなかった。でも、それが(チーム戦の)怖いところだと思います」と石川。“紙一重の部分”とこの日の敗戦を評して、すぐに前を見つめた。

「3日目の(10試合ある)シングルスがすべてと言ってもいい。(最終日に4ポイント差を逆転された2011年の)ロイヤルトロフィの例もあるし、明日5組ともしっかりと粘ったプレーをして3ポイント差で最終日に行ければ分からない」。再び深堀とペアを組むこととなった2日目、それぞれが自らの球を打つフォアボール形式で、石川は巻き返しを目指す。(長崎県長崎市/今岡涼太)

2012年 ミリオンヤードカップ



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