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石川遼

風の翻弄!石川遼はダブルボギー3つで43位タイに後退

昨年単独2位に終わり、今年も優勝争いに加わりたいと「とおとうみ浜松オープン」初日に6アンダー8位タイにつけた石川遼。大会2日目は12時10分に10番ホールからスタートしたが、朝からコース内を吹き抜ける強風に大苦戦することになった。

11番でティショットをフェアウェイ右サイドのバンカーに入れると、2打目はバンカーのアゴに当たって、再びバンカーへ。ダブルボギーを先行させてしまった。ところが、続く12番パー3は左サイドの池から逃げず、ピンをデッドに狙い1.5mのバーディパットを沈め、13番パー5は2オンに成功し難なくバーディ。スタート時の6アンダーに戻した。

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しかし初日にショットの乱れから苦戦した16番、17番は、この日も大苦戦。16番パー3ではティショットを池に入れてダブルボギー。17番もボギーとスコアを崩していく。後半に入っても4番パー5でボギーをたたくと、続く5番では2オンに成功しながらも4パットでこの日3つ目のダブルボギーにしてしまった。

この時点で通算イーブンパーまで崩れた石川だが、7番でバーディパットを沈めると天を仰ぎ深く息を吐いた。「予選カットラインがいくつになるのか全然わからなくて、予選落ちも覚悟しながらラウンドしました」という石川。その後はパーでまとめ通算1アンダーフィニッシュ。43位タイで予選は通過することができたが、気持ちは穏やかではいられなかった。

ラウンド直後はドライビングレンジに向かい、アイアンショットを中心に仕上げのドライバーまで練習を繰り返した。パッティングとアプローチの練習場では、高くボールを上げて寄せる練習に始まり、この日のラウンドでは使用しなかったエースパターのL字を持ってパッティングの練習を繰り返した。

「今日はドライバーショットが良かった分、それ以外がダメでした」と、ラウンドを振り返る石川。この日は風に惑わされることが多く「横からの風への対応が出来ませんでした。11番も16番も判断ミスでした。横風はぶつけていくのではなく、ストレート系のボールで風に流されることを想定して打たなければダメですね」と反省の言葉を並べる。

「まだ36ホールあるので、今日みたいに諦めないで戦いたい。明日もこのようなコンディションになったら、リベンジをしなければならない」。首位とは9打差に開いてしまったことに最後まで諦めず、昨年優勝争いをしたイメージを取り戻して、日替わりで表情を変えるグランディ浜名湖に挑み続ける。(静岡県浜松市/本橋英治)

2012年 とおとうみ浜松オープン



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