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プエルトリコオープンマスターズ制覇の大志を抱く石川遼に迫る!

石川遼

プエルトリコオープン 【米国男子】

期間:2012/03/08~2012/03/11  場所: トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)


遼、単独2位で米ツアーシード権獲得へ前進

2012/03/12 09:13:25

2012年 プエルトリコオープン最終日 石川遼
ツアー初勝利へあと2打が届かず単独2位に終わった石川遼だが、来季の米ツアー参戦へ大きな一歩を踏み出した【拡大写真】

プエルトリコ北部のトランプインターナショナルGCで行われた「プエルトリコオープン」最終日。石川遼が、米国男子ツアー初勝利をあと一歩のところで逃した。トップとは3打差、10アンダーの5位タイからスタートすると、後半に猛チャージを見せて「68」。通算14アンダーとしたが、ジョージ・マクニールに2打及ばず、海外ツアー自己最高位の単独2位でフィニッシュした。

石川は前半2番(パー5)でグリーン手前バンカーからの第3打をきっちりと寄せてバーディを先行。気負う様子も無く、あくまで3日目の続きを戦っているような淡々とした滑り出しを見せた。しかしこの日のドライバーショットは「きょうの出来なら予選落ちしてもおかしくなかった」という不安を抱えていた。5番(パー5)のティショットは、タイミングを大きく崩して左へ曲げ、池ポチャ。このホールを結局4オン2パットとし、追いかける立場としては痛恨のボギーをたたいた。

ところが、「36」とスコアを伸ばせないまま首位との差は4ストロークとなってハーフターンすると、10番から2連続バーディ。続く12番で1.2メートルのパーパットを外してしまうものの、離しかけた良い流れを自ら引き戻す。15番(パー5)。フェアウェイからの第2打でドライバーを選択し、花道まで運ぶ。続く3打目のアプローチはピンを7メートルオーバーし、太ももをたたいて自らへの怒りをあらわにするが、このバーディパットを沈める粘り強さ。17番でも左のフェアウェイバンカーからピン右1.5メートルにつけ、さらに最終18番もパー5を3オン1パットで2連続バーディフィニッシュ。結局、後続のマクニールに敗れたが、「最後の4ホールで3つ(バーディを)獲れたのは自信になる」と、優勝争いの中での終盤のプレーに大きな手応えをつかんだ。

今大会で手にした賞金額は37万8000ドル。今季の獲得額を58万2471ドルに積み上げた。現在、米ツアーメンバーではない選手の年間出場試合数は12試合に、うち主催者推薦による出場は7試合に限られているが、前年度の賞金ランキング150位相当の額(2011年の賞金ランク150位はジェイソン・ボーン=41万1943ドル)を超えたことにより、いずれの出場試合数制限も撤廃される「スペシャル・テンポラリーメンバー(STM)」に登録可能な権利を獲得した(なおSTMは、FedEx Cupポイントは獲得できないため、シーズン後半のFedEx Cupプレーオフ4試合には出場できない)。

この権利を行使し、推薦による出場試合数を増やして今季終了時点に賞金ランクで125位以内を確保すれば、来季のシード権が手に入る。これを受けて石川は「目指してきたことなので、道はひとつじゃないかと思っている」と明言。「僕は正直、(米ツアーに)挑戦したいと思います。世界のゴルフ界をリードしているツアーに魅力を感じている。でも今の自分があるのも、日本ツアーのおかげ。チームのみんなと話して決めたい」とSTM登録、シード権確保へ向け強い意欲を見せた。

なお、昨年度の賞金ランク125位の選手(D.J.トラハン)の賞金額は66万8166ドル。今季の賞金レースの行方はもちろん最後まで分からず、あくまで参考に過ぎないが、STM登録を行って試合に出場するにせよ、しないにせよ、残り約10万ドル前後を稼ぎ出せば、来季のツアーメンバーとなる可能性はぐっと広がる。カリブ海の風に後押しされ、石川はまたひとつ、大きな夢の扉に近づいた。(プエルトリコ・リオグランデ/桂川洋一)

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