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石川遼

遼、0番で攻める!ドライバー至上主義から卒業へ

今季の国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」は2日(木)から5日(日)までの4日間、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われる。今季初優勝、そして初の日本タイトル獲得を狙う石川遼は1日(水)、当地で練習ラウンドを行った。

曇り空の下、アウトの9ホールをラウンドしたこの日の石川は「0番アイアン」を多用した。パー3を除く全ホールのティショットで、ドライバーとともに、ロフト16度、オレンジシャフトの“伝家の宝刀”を振りぬく。平均260ヤード超の鋭い弾道でフェアウェイをとらえていった。

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昨季まではラフの長い難セッティングの中でもドライバーで同コースと対峙していた石川。しかしこの変化について「全米、全英オープンで(0番を)多用したいというのもある。試合で使うためには慣れる必要がある」と話した。3番ウッドと比べても、飛距離は10ヤード前後落ちるだけで、ターゲットを狙いやすい。難しい両サイドのラフを避け、セカンドショット以降はミドルアイアンでピンを狙っていく作戦だ。

“ドライバー・一辺倒”。プロ転向当初から、これは良くも悪くも石川の代名詞だった。そこからの脱却を「こうなるのも時間の問題と思っていた」と言う。「ちょっと前まではフェアウェイから残り150ヤードを打つよりも、残り100ヤードのラフから打つ方が簡単だと、絶対にピンの近くに寄ると思っていた。でも国内で、そして海外でラフからでは絶対に寄らないコースをたくさん経験してきた」と説明。タフなセッティングを味わい続けて見出した、新たなチャレンジ。その一方で、これまでよりも第2打以降の残り距離が残る分、ロングアイアン、ミドルアイアンの精度を上げていくというのも狙いにはある。

もちろん「ティグラウンドに立った時、ドライバーで打つことを一番に考える」という姿勢は変えない。“ドライバーで350ヤードのストレートボール”という第一目標はそのままだ。その中で今大会は4、5、8、12番の4ホールのティショットで0番を使用予定。「オーガスタと共通する部分があるコース。ラフからではグリーンセンターのピンですら寄らないことがある」と警戒している。

1928年の「日本オープン」で浅見緑蔵が樹立したメジャー史上最年少優勝記録(19歳9か月7日)の更新も今大会がラストチャンス。大きな注目を集めながら、石川は新たなスタイルへの挑戦の一歩を踏み出す。

2011年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills



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