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石川遼

遼、前半苦戦も後半に少しの望みを残した!

国内男子のメジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」で、悲願のタイトル獲得に向けて、大事な3日目を迎えた石川遼だが、前半から思うようなゴルフができず苦戦してしまった。

1番ではティショットをフェアウェイセンターに運びながら、残り150ヤードの2打目をピンとは逆サイドの10m左に乗せて2パットのパー。その後もチャンスにつけられず、4番パー3でグリーン奥からのアプローチを5mオーバーさせて、ボギーが先行してしまう。

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さらに10番ではティショットを左サイドの林に打ち込み、ここでもボギー。通算2アンダーまで後退し、この時点で首位とは8打差がついてしまった。しかし、13番パー3で4mのバーディパットを沈めると、ここから石川のゴルフが激変する。

距離の短い15番パー4は、3日連続の1オンを狙ったが、グリーン右サイドのバンカーに捕まる。しかし、2打目のアプローチをしっかりと寄せてバーディ。さらに17番はティショットで狭いフェアウェイを捕らえると、2打目をピン手前2.5mにつけてバーディ。

この日の石川はパッティングがことごとくショートし、苛立ちを露にする場面も見られた。後半の11番、12番などは「自分としては完璧なパッティングだったのですが、入ってくれなかった。13番でようやく入ってくれて、後半に少しだけ望みを繋げました」と、耐え続けた結果、3つのバーディを引き寄せた。

通算5アンダーとスタート時から1つ伸ばして、順位は1つ後退の単独6位となったが、首位との差は変わらず5つ。「このコースは1日で5アンダーが出てもおかしくないので、最終日はスコアを伸ばして首位に追いつきたい」と、最終日の巻き返しを狙う。

2010年 日本オープンゴルフ選手権競技



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