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石川遼

遼、最下位から抜け出せず「悔しくてしょうがない」

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」初日はまさかの最下位スタート。「明日は気持ちを切り替えて頑張りたい」と意気込んでいた石川遼だったが、2バーディ、4ボギーと2ストローク落とし、通算10オーバーの26位タイと、最下位から抜け出すことも叶わなかった。

初日はフェアウェイキープ率が14%台と、ドライバーが絶不調。この日は「まだまだ良い時に比べればサイドスピンがかかっていて、昨日みたいなフックの傾向が球筋に表れている」と本調子ではないものの、序盤は復調の兆しを見せていた。ショットの安定性が増し、4番では3.5メートル、6番では1.5メートルを沈めてバーディ。だが、9番で3パットのボギーを叩いてから流れが一変する。

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「パットとアプローチのミスが多かった。ティショットをフェアウェイに置いても、繋がってくれなかった」と、その後10番、11番と3連続ボギー。最終18番パー3でもアプローチを寄せきれずボギーフィニッシュとし、意気込みとは裏腹に待ち受ける大ギャラリーの期待に応えられなかった。

史上最年少となる賞金王に王手をかけている立場ながら、納得のプレーができないもどかしさ。「それが頭の中を占めています。悔しくてしょうがないですね。できれば、もう一度初日からやり直したい気持ち」と悔しさを滲ませる。日々近づいている快挙の瞬間とは対照的に、日を追うごとに遠ざかっていく最終戦のタイトル。「結果を求めることは厳しいけど、とにかくベストを尽くしたい。最終日は堂々とあがってこられるよう、最後まで注目をされて終わりたいですね」と、残り2日間に向けて自らを鼓舞していた。

2009年 ゴルフ日本シリーズJTカップ



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