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石川遼

遼を襲った緊張と重圧… 54位タイと出遅れ

石川遼がホストプロを務める「アジアパシフィックパナソニックオープン」が24日(木)に開幕した。京都でツアーが行われるのは、男女を通じて初めてのこと。平日の初日から大勢のギャラリーが詰めかけ、その数7,169人。ギャラリースタンドはほぼ満席、石川組には多くのギャラリーが続き、「最終日、最終組をラウンドしている気分でした」と驚きを隠せなかった。

スタートホールの10番ティグラウンドから、大声援が響き渡る。その雰囲気に呑まれてしまったのか、「緊張感があった」と石川。重ねて、ホストプロという立場も「他のトーナメントとは違うな、という感じはありました。プレッシャーや緊張を感じる必要はないんだけど、やっぱり緊張しました」と、石川の身体から自由を奪う。

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「前半は硬さが出てしまいました。ドライバーも芯にすら当たらなかった」という前半9ホールは、一度もフェアウェイを捕らえることができない苦しい展開。12番パー4では「練習場でも出ない当たり」とドライバーのヒールに当たり、ボールは大きく左に曲がってラフへ。2打目でもグリーンを外してボギーとすると、15番でもボギー。だが、前日に「1オンを狙う」と意気込んでいた357ヤードの17番パー4から、復調の兆しを見せ始める。

「完璧な当たりだった」というボールは、グリーン横のラフまで到達。バーディこそ逃したものの、「あのドライバーで流れが変わった」と振り返る。さらに「気持ちの切り替えができた」という折り返しの1番でティショットで初めてフェアウェイを捕らえると、「フェアウェイに行って、だいぶ変わりましたね」と、その後は完全に復調。続く2打目も“直ドラ”でグリーン奥まで運び、初バーディを奪った。

後半は2バーディ、2ボギーと耐えたものの、前半の遅れが響き、首位に7打差の2オーバー、54位タイと出遅れる結果に。明日はカットラインを見据えてのプレーとなるが、「普通にプレーできれば予選通過はできると思っています。明日はリラックスして身体を柔らかくして、早く自分のリズムでプレーしたいですね」と話す。ホストプロとして、2年連続の予選落ちは是が非でも避けたいはず。異質な緊張感の中で明日の2日目に挑む。

2009年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン



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