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石川遼

遼、首位で最終日へ! 1年前との違いを実感

「サン・クロレラクラシック」3日目を終え、石川遼が2位に2ストローク差をつける通算12アンダーで単独首位をキープ。初日からその座を守り続け、ツアーでは自身初となる完全優勝に王手をかけた。最終日、最終組をプレーするのは3度目で、今年の「ミズノオープン」、昨年の「マイナビABCチャンピオンシップ」では優勝を飾っている。

序盤は不穏な流れだった。2番パー4では2打目をグリーン左奥のラフに外し、3.5メートルのパーパットを外してボギー。早々に、2位スタートの山下和宏に並ばれてしまう。さらに5番パー4でも、フェアウェイからの2打目を引っ掛け、3打目のアプローチもショート。5メートルのパーパットを残す。だが、これを捻じ込みパーとすると、直後の6番パー5で確実にバーディを奪い、悪い流れを断ち切った。

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昨年大会の3日目では「82」の大叩き。1年前との違いを問われ、「今日の5番のパーセーブですね。ミスを2回続けても、あまり綺麗ではないパーを拾えることが、去年の今頃とだいぶ変わったところです」と話す。16番パー4でも同様だ。2打目をグリーン前方に広がる池に打ち込み、4打目もピン左横3メートルと、ダブルボギーの可能性を残してしまう。だが、これをしっかりと沈めることができるのが今の石川。「いろいろと経験を積んで、精神的にも強くなったと思う」と、自身もメンタル面での成長を認めれば、父・勝美氏も「1年前とは、落ち着きが少し違う」と同じ見解を示した。

この日、最終18番で「カンペキだった」という3メートルのバーディトライがカップに蹴られ、出しかけた右手を引っ込め照れ笑い。「今週で一番のガッツポーズをしようと思ったけど…」。お預けとなった“今週で一番のガッツポーズ”は、明日の18番グリーンで見せて欲しい。

2009年 サン・クロレラ クラシック



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