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石川遼

遼「ものすごく残念」 ショットが乱れ今季2度目の予選落ち

12日(金)に行われた「日本プロゴルフ選手権」第1ラウンドを終え、4オーバーの112位タイと出遅れた石川遼。まずは予選突破、そして最終日の36ホールに渡る決勝ラウンドに進出すべく、第2ラウンドのスタートを切った。この日は朝から小雨、強い風、寒さと悪条件が重なるコンディション。その中で7時54分に1番ティからスタートした石川だが、ティショットをフェアウェイ、2打目をピン右奥2.5メートルにつけ、前日に続きバーディ発進とする。

だが、続く2番パー4でティショットを左に曲げてOB方向へ。ギリギリでOBは免れたものの、2打目をバンカーに入れるなどしてボギー。続く3番パー4もティショットも左に曲げてバンカーに打ち込み連続ボギーとし、序盤からスコアを崩してしまう苦しい展開に。

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その後もティショットを左に曲げる場面が目立ち、なかなかバーディチャンスが巡ってこない。「体の回転が遅くてヘッドスピードについていかず、体が止まってフックが出てしまう。今までフックのミスが何日も、何ホールも続くことは殆どなかったんですが…」。1年半前から始めた筋力トレーニングの成果か、近年は本人の自覚以上にヘッドスピードが上がり、これまでの感覚では体の回転がついていかないという。最近はショットの完成度の高まりを自覚していただけに、戸惑いも大きかったようだ。9番の2打目も引っ掛け気味で、ピン左12メートルにオン。ここから3パットのボギーとしてしまう。

後半も14、15番と連続ボギー。16番、最終18番とバーディを奪ったが、エンジンのかかりが遅すぎた。最終的に3バーディ、5ボギーと2ストローク落とし、通算6オーバーの83位タイ。今季2度目、そして「日本プロ」2年連続の予選落ちを喫した。やはり、人一倍こだわりの強いドライバーで左へのミスが目立ったせいだろう。「今日は納得の行かないラウンド。ものすごく残念です」と悔しさを滲ませた。1週間のオープンウィークを挟み、次戦は海外メジャー「全英オープン」の出場権が得られる「ミズノオープンよみうりクラシック」に臨む。「1週間、空いていることはラッキー。来週はボールをできる限り打って、素振りもして、フックの不安を払拭してミズノに出られるようにしたいです」。石川にとって、重要な意味を占める一週間となりそうだ。

2009年 日本プロゴルフ選手権大会



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