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宮里藍が描く挑戦の足跡

強い宮里、帰国2連勝を第2の故郷・宮城で飾る!

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日、単独首位からスタートした坂東貴代は4番から4連続ボギーを叩くなどスコアを大きく落とし、早々に優勝争いから脱落する。代わって首位に浮上したのは、前半4つスコアを伸ばした大山志保。だが後半に入ると14番からこちらも4連続ボギーを叩いて失速する。結局、4バーディ3ボギーの71と着実にスコアを伸ばした宮里藍が、2位の大山に3打差をつけて、帰国2連勝、日本ツアー出場3試合連続優勝の偉業を達成した。

最終18番、4メートルのバーディパットは外れたが、宮里の優勝は揺らがなかった。苦笑いを浮かべつつ10センチをマークして、パーパットを残した坂東に先を譲った。一番最後にあっさりとこのウィニングパットを沈めた宮里は、3日間一緒に戦ってきたキャディとしっかり抱き合い、喜びを分かち合った。

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本当は6アンダーを目標にしていた。今は主戦場となった米ツアーでの戦いを「常に意識しています」という宮里。この日も、「見えない敵と戦っても、自分のプレーが出来ないので」と、スコアだけに集中していた。その目標はクリアできなかったが、「グリーンが凄く速くなっていて難しかったし、今日は我慢して勝ち取った優勝だと思う」と、自ら自身の健闘を称えた。

「ちょっとだけ我慢できるようになったかな。でもそのちょっとが大きいですから」。苦しい中盤を我慢で乗り越え、勝負どころの16番でバーディを奪って突き放す。まさに横綱相撲での勝利だった。

次週はいよいよ国内メジャー第2戦「日本女子オープン」が開催される。「勢いもあるし、コースとの戦いになると思う。来週につながるいい試合だったし、このままの流れでいきたいです。メジャー2連覇という記録は、挑戦することに意味があると思うし、頑張りたい」。

来週もまた、宮里の独壇場となるのだろうか?

2006年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント



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