2007年 全英リコー女子オープン
期間:08/02〜08/05 場所:セントアンドリュース オールドコース(イングランド)
痛恨の2連続OB・・・最終日の巻き返しならず!
3日目に37位タイに順位を上げ、「全英リコー女子オープン」最終日を迎えた宮里藍。前日のホールアウト後は「明日が楽しみ」と話していたが、最後まで“ゴルフの聖地”を楽しむことができれば、来年度大会のシード権を得られる15位以内も見えてくるはずだ。
午前9時40分、前日とはうって変わり、無風の1番ティからスタート。パー発進とした直後の2番パー4、ここを3オン2パットとしてしまい、早くもボギーが先行してしまう。5番パー5では3日間連続となるバーディを奪うが、続く6番パー4では4メートルのパーパットを外してボギー。それでも9番パー4で3メートルのバーディパットを沈めて前半をイーブンとし、ガッツポーズが飛び出した。
<< 下に続く >>
そして課題のバックナイン。ここでスコアを伸ばせれば上位進出も見えてくるところだが、13番パー4でティショットを左に曲げ、バンカーへ。結局3オン、3パットとしてダブルボギーとしてしまう。16番パー4でバーディを奪い返し、ここからラストスパートをかけたいところだったが、直後の17番パー5。ホテル越しにティショットを放つこの名物ホールで、「タイミングが合わなかった」と、ティショットを立て続けに2連続OB。7オン、2パットとする「9」の大叩きで、スコアを一気に落としてしまう。最終18番もボギーフィニッシュとし、この日「79」。通算14オーバーの58位タイで今季メジャー最終戦を終えた。
「1箇所(17番)ミスしてしまったが、全体の印象としては良いプレーだった」とこの日のラウンドを評した宮里。「いつも最終日にまくるが、今日は上手く行かなかった。この場所は特別です。結果は残念だけど、満足しています」と、セントアンドリュースでの4日間を振り返った。今季のメジャーはこれで全日程を終了したが、シーズンはこれから終盤戦へと向かう。「我慢してプレーできるようになったのは大きい」と、また1つ新たな経験値を得た宮里の、米ツアー初勝利の朗報を期待したい。