2007年 サムソンワールド選手権
期間:10/11〜10/14 場所:ビッグホーンGC(カリフォルニア州)
「良い4日間でした」藍、手応えを掴んでアジアへ!
「サムソンワールド選手権」最終日、8月の「全英女子オープン」以来約2ヶ月ぶりとなる4日間競技の最終日を終えた宮里藍の顔には、充実感が満ちていた。
この日、朝の練習場でのフィーリングが良かったという宮里だが、前半はその思いが空回りしてしまう。1番のティショットを右ラフに入れると、2打目もミスショットでさらに右へ。3オン2パットのボギースタートとしてしまう。その後もティショットが安定せず、4番、5番とスコアを落とした。
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「6番からフィーリングを取り戻せて、何とかいいプレーが出来ました」という宮里は、7番ではバンカーからの脱出に2打を要してボギーとしたが、徐々に安定感を取り戻す。後半に入ると2バーディノーボギーと立ち直りを見せ、この日「74」とスコアをまとめた。
「今日はずるずる行かないで、尻上がりに調子を戻せたのは大きな収穫だった」という宮里。「目標としたテーマをクリアした良い4日間でした」と笑顔を見せた。
この後、米国女子ツアーはアジアへと舞台を移す。宮里は次週の「コリア選手権(韓国)」には出場せず、10月22日に行われるスキンズマッチに参加するため日本に帰国。そして、「ホンダLPGAタイランド(タイ)」に出場し、翌週の「ミズノクラシック」で今年3月以来となる勇姿を日本のファンの前に見せてくれる。
国内女子ツアーでは、同い年の横峯さくらと、1歳下の上田桃子がプレーオフを戦うなど、若手の活躍がツアー全体を盛り上げている。「同世代の選手が優勝争いをしている中に戻ると、いい刺激を貰えるだろうし、帰るのは楽しみです」という宮里。ミスショットも多く、本来の姿に戻るにはもう少し時間が掛かりそうだが、素晴らしい思い出の詰まった日本の地で、忘れかけたものを取り戻してもらいたいものだ。