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首位は金鍾徳。田中秀道が6アンダーで追う!

今週は舞台を静岡県・静岡C浜岡コースに移してのダイドードリンコ静岡オープン。中部・関東の多くのゴルファーにとってはこの静岡オープンが春の訪れを告げる試合だ。

コースは遠州灘のすぐ近くに位置する丘陵コース。林も深く、風も強い。特に海風が吹き荒れると難易度は一変する。この試合に推薦かと噂されていた尾崎智春が結局欠場したのは、この風とコースの難しさを父ジャンボが懸念したためだと言われている。事実最近の優勝者を見てもB.ワッツ、坂本義一、佐々木久行、E.エレラと比較的地味な名前が並んでおり、力でねじ伏せるとかバーディラッシュで畳み込むといった展開にはならないだろう。

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しかし去年は横尾要が惜しい逆転負けの大健闘だった。また中嶋常幸が5年前に勝っていることもちょっと面白い。マスターズを控えた尾崎将司丸山茂樹は不参加。アメリカから一時帰国して参加予定だった宮本勝昌も欠場となった。

さて初日、リードを奪ったのは金鍾徳。アウトからスタート、32・33で7アンダーをマークした。2位には田中秀道奥田靖己R.バックウェルが1打差で控えている。 6位には、東建ではジャンボに1打リードされおしくも優勝を逃した谷口徹鈴木亨ら6人が並び団子状態でのスタートとなった。

金鍾徳は、韓国出身の36才。97年のキリンオープン最終日は6打差でスタートした丸山茂樹を逆転劇で降し、優勝を手にしている。韓国では94年から3年間連続して賞金ランキング2位の座についていたほどの実力者だ。昨年は振るわなかったが、「今後2年間で必ず日本で成功してみせる」と言っていた。今年はちょうどその2年目にあたる、本領発揮成るか?
「今日はアイアンとドライバーがすごく良かった」と金鍾徳。「去年は世界中飛び回りすぎて潰れた。今年は日本を中心にプレーする」と言う。

田中秀道はドライバーをかえて今一つしっくりしていない。しかし「調子が悪いからといって悪いスコアを出すわけにはいかない」と、「でも、60台でプレーできれば最高だと思っていた」ところの66だった。

同じく2位タイの奥田靖己は「気持ちイイね。」「ほんま、笑いながらプレー出来たらいいな」と、機嫌の良いコメントの連発となった。

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1999年 ダイドードリンコ静岡オープンゴルフトーナメント



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