米ツアー本格参戦初日 石川遼の全ショット詳細
2013年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション
期間:01/17〜01/20 場所:PGAウェスト(パーマーコース)(カリフォルニア州)
先週初優勝のR.ヘンリーが1打差4位 石川は90位タイ発進
◇米国男子◇ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション 初日◇PGAウェスト・パーマーコース(6950ヤード、パー72)、ラ・キンタ・カントリークラブ(7060ヤード、パー72)、ニクラス・プライベート at PGAウェスト(6924ヤード、パー72)=米カリフォルニア州
バーディ合戦の幕開けとなった初日、若手たちが上位で躍動を見せた。先週の「ソニーオープンinハワイ」でツアー初優勝を飾った23歳のルーキー、ラッセル・ヘンリーがニクラス・プライベート at PGAウェストを回り「64」をマーク。首位に1打差に迫る8アンダー4位タイ発進とし、2週連続優勝に向けて好スタートを切った。
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米国ツアー今季初戦を迎えた石川遼はPGAウェスト・パーマーコースをプレー。パットに苦しみながらも3バーディ、1ボギーの「70」で終え、2アンダーは90位タイで初日を終えている。
首位には9アンダーで3人が並び、ロベルト・カストロ、ジェイソン・コクラック、ジェームス・ハーンといずれもツアー未勝利の面々。一方、ともにラ・キンタをプレーしたフィル・ミケルソンはイーブンパーの122位タイ、前年度覇者のマーク・ウィルソンは5オーバーの153位タイと大きく出遅れている。
<R.ヘンリー、前人未到のデビュー戦から2連勝なるか>
ルーキーの勢いが止まらない。前週うれしいツアー初優勝を遂げたヘンリーはこの初日、ニクラスコースでもその実力を見せつけた。10番ティから出るとスタートから5ホールで4バーディを奪取。後半4番(パー5)では大きなフックラインを沈めてイーグルを決めた。首位グループに1打差の4位発進とした。
この数日間を「夢みたいだ」と興奮気味に話す。「ずっとPGAツアーに出たいと思っていたし、マスターズに行きたいって思っていた。(オーガスタナショナルGCのある)ジョージア州のメイコンで育ったから、究極の目標がマスターズだったんだ」。その夢も初戦にして現実のものとし「だからここ何日からはおかしなことになってる。(初優勝の後)昨日初めて、いつものように眠れたよ」と笑顔が絶えない。
PGAツアーのルーキーが自身の初戦から2連勝したのは過去に例がない。昨年までは下部ツアーで鍛錬を重ねてきた新鋭は快挙を重ねるか。