2010年 メイバンク・マレーシアオープン
期間:03/04〜03/07 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
“石川世代”ノ・スンヨルが劇的勝利! 片山晋呉は14位タイ
マレーシアにあるクアラルンプールG&CCで開催されている、欧州男子ツアー第9戦「メイバンク・マレーシアオープン」の最終日。18歳のノ・スンヨル(韓国)が、最終ホールでスーパーショットを決め、欧州ツアー初勝利を挙げている。
石川遼と同じ18歳、ノ・スンヨルが欧州を制した。初日以来、徐々に調子を上げて迎えた最終日。1番からバーディを決める好スタートを切ると、その後もバーディを重ね、通算13アンダーで最終ホールを迎える。優勝の望みを託した第3打が飛んで行った先は、カップはおろかグリーンからも遠く離れた、隣の練習用グリーンのさらに奥。この瞬間、誰もがノの勝利はなくなったと確信したが、放った第4打目がまさかのカップイン!奇跡のスーパーショットで通算14アンダーとしたノが、欧州ツアー初勝利を飾った。2008年のアジアンツアー初勝利の後、苦しいシーズンとなった2009年を乗り越え、並み居る強豪・大物を相手に手にした2010年の初勝利は、スーパースターへの第一歩となるに違いない。
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通算13アンダー、単独2位でフィニッシュしたのは崔京周(韓国)。前半、3バーディをマークし、逆転優勝へ向け順調に歩みを進めていたが、優勝は後輩に譲り、通算13アンダー、単独2位でフィニッシュ。後半1つでもスコアを伸ばしていれば、と悔やまれる一戦となった。
通算12アンダー、3位タイにはリース・デービス(ウェールズ)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)、ソレン・ハンセン(デンマーク)が並んだ。日本勢では、片山晋呉が通算7アンダー、14位タイに順位を上げてフィニッシュ。初日の大叩きから、見事な巻き返しを見せて大会を終えている。谷原秀人は通算1オーバーの49位タイ、藤田寛之は通算4オーバー、65位タイで大会を終えている。