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藍が4位浮上、首位に3打差で最終日へ

日中を通して強い風が吹き、より一層過酷なコンディションとなった「日本女子オープン」3日目。その中で、首位と4打差の8位タイからスタートした宮里藍は、周囲のスコアが落ちていく中で安定したプレーを続ける。

この日は痛めている右足付け根の具合も良好で、「ショット、パットともにフィーリングが良かった」と状態は万全。スタートホールの1番ではマウンド上から8mのスネークラインを読み切ってバーディ発進とし、右手を力強く握り締めた。4番ではボギーとするが、6番ですぐにバーディを奪い返し流れをキープ。9番、10番の連続ボギーにも「集中を切らさずできていた」と、その後はパーを重ねて次々とピンチを凌いでいった。

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「今日のコンディションでは、5オーバーでイーブンだと思っていた」。16ホールを終えて1オーバーと納得のプレーを続けていた宮里だが、迎えた17番(パー3)で落とし穴が待っていた。ティショットを引っ掛けると、ボールは風にも流されて大きく左へ。グリーン左サイドの木に当たると、さらにカート道で大きく跳ね上がり、「ちょっとツイてなかったかな」と、ボールは無情にも池へと消えた。3打目も寄せきれず、3オン2パットと痛恨のダブルボギー。最終18番もボギーとし、最終的に通算9オーバーでホールアウトした。

それでも、この日4オーバーは全体的に見ても上々のスコア。通算9オーバーは首位に3打差、単独4位に浮上し、タイトルを逆転圏内に捕らえて最終日を迎える。「今日は17番だけ。1日、すごく良いプレーができた」と、疲労の中にも充実した表情を浮かべる宮里。「このコースは、本当に何があるか分からない。とにかく自分との勝負。自分のゴルフに徹すれば、明日も大丈夫だと思う」。05年以来の大会2勝目に向け、視界は良好だ。(愛知県東郷町/塚田達也)

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2011年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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