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4打差を追う藍、「まだまだ上にいける」

首位に2打差の10位タイから「日本女子オープン」2日目のスタートを切った宮里藍は、インの前半で3つ落とす苦しい立ち上がり。アウトの後半はイーブンにまとめたものの、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「73」(パー70)。通算5オーバーの8位タイと順位を上げたものの、首位との差は4ストロークにひらく結果となった。

今週は、開幕前に痛みを覚えた左足付け根のケアを強いられている宮里。「朝に起きて状態が良かった」というものの、念のためスタート前に痛み止めを飲んだという。だが、スタート後は「インパクトの時に下半身に粘りが出ない」と、序盤の10番、11番ではガードバンカーに打ち込むピンチ。ここは辛くもパーで凌ぐも、12番では3番ウッドのティショットをラフに打ち込みボギー。さらに14番では、ラフからレイアップした3打目をシャンクし、痛恨のダブルボギー。スコアメイクもままならず、らしさに欠ける展開が続いた。

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しかし「5ホールを終わったあたりから(痛み止めが)効いてきた」という以降は、17番(パー3)で2mを沈めてバーディ。18番では90ヤードの3打目をピンに絡めてパーセーブし、徐々に流れを引き寄せる。さらに1番で1.5m、2番(パー5)でも2mを沈め連続バーディ。その後は2ボギーを叩いたが、「要所で自分を立て直すことはできたし、マインドコントロールもしっかりできた」と、全体的な内容には及第点をつけた。

首位との差は開いたものの「メジャーは何があるか分からない。まだまだ上にいける」と気持ちは前向き。日を追うごとに精神的な強さが問われるメジャー戦、宮里の真骨頂はこの先にある。(愛知県東郷町/塚田達也)

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2011年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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