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2011年 CN カナディアン女子オープン
期間:08/25〜08/28 場所:ヒルズデイルG&CC(カナダ)

宮里藍「今日はなんかちょっと違うな」

アメリカ東海岸に上陸中のハリケーン・アイリーンの影響を考慮し、ティタイムが早められるなどの措置が採られた「CN カナディアンオープン」最終日。この日の気温は18度。朝は曇っていたものの、宮里藍がスタートした午後組は大雨となり、加えて台風のような強風が吹き荒れる大荒れの天候となった。

「前半はまだ、流れの中でやれてはいたが。でもやはり大事な場面で、自分のタイミングで打ててなかったので、『あ、きょうは大変な1日になるな』と」予感していたという宮里。その予感は現実のものとなってしまった。

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1番をバーディ発進とするが、3番4mのパーパットがわずかに切れてボギーとすると、続く4番(パー3)ではティショットがグリーン右のバンカーへ。バンカーショットはグリーンをオーバーし、チップインを狙うもボギー。6番でも再びティショットをフェアウェイ右のバンカーに入れると、バンカーの縁にあたる不運でダブルボギーとするなど、宮里を“向かい風”が襲った。

「自分のベストではないなという感じのままずっと周っていた。左へ行ったり、右へ行ったりするショットも多かった。チャンスはたくさんあったが、今日はパットが入ってくれなくて。『入った』と思って外れたパットがいっぱいあった」と、好調な3日間が続いていただけに、やりきれない思いが残る。

「やはりこの天候で、コースがどういう状況になるかも分からなかったし、誰が勝ってもおかしくないと思っていた。なんとなく自分が『今日はなんかちょっと違うな』と感じていた。普段だったら自分のプレーに集中できるのに、今日はそのアジャストをしようと思っても、なかなか1打に集中できなかった」。そんな違和感の中で、自分のプレーを取り戻すことも、この日の宮里には困難だった。しかし「今週を振り返って、いいプレーもたくさんあったので、次また頑張りたい」。宮里はここで立ち止まることなく次戦に臨む。

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