遼、10代最後のメジャーは通算17オーバーで予選落ち
2011年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/11〜08/14 場所:アトランタ アスレチッククラブ(ジョージア州)
遼が帰国 「ザ・プレジデンツカップ」出場を目指す
2011/08/14 17:42
石川遼が14日(木)に米国から帰国し、成田空港で会見を行った。「WGCブリヂストンインビテーショナル」では4位タイ、「全米プロゴルフ選手権」では147位で予選落ち。明暗が分かれることになった結果を振り返り、課題と収穫、そして今後の展望を口にした。
「2週間を終えてまず感じたことは、“海外で優勝争いができて良かった”ということ。本当に心から思えたし、これからの経験に活かしていきたい」。世界最高峰のフィールドでの優勝争いを素直に評価する一方、「海外で初めて優勝争いをして、体力面、精神面の負担が予想以上に大きかった」と、全米プロでの対照的な結末を省みる。「初日にどうしてああいうことになったのかを、これから考えていきたい」と前を見据えた。
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今週の国内ツアー「関西オープン」は欠場し、翌週の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」から参戦予定。今週はトレーニング、特に体力アップに向けて時間を費やす予定だ。「去年の後半戦では、体重が減ったりバテることもあった。今週は体力の部分をポイントに置いて、特に走りこむトレーニングをしたい」。長距離走で持久力を、短距離走で瞬発力を養い、賞金王争いも佳境に入るシーズン後半戦に向けて準備を整える予定だ。
さらにシーズン後半には、石川が出場を目指す大舞台が控えている。11月17日にオーストラリアで開幕する、米国選抜VS世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。初出場を遂げた09年に続く、2大会連続の出場に意欲的だ。9月18日時点で、米国と欧州の選手を除いた世界ランク上位10名に入れば出場が確定する。8月7日の時点では11番目と、期限までに残された国内4試合で圏内に滑り込みたいところ。「全て優勝争いに絡むつもりで攻めていきたい」。多くの経験を重ねたこの2週間を糧に、また新たなステージに向けた戦いに身を投じる。(千葉県成田市/塚田達也)