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2011年 全英リコー女子オープン
期間:07/28〜07/31 場所:カーヌスティゴルフリンクス(スコットランド)

藍は健闘及ばず、今季メジャー最終戦は予選敗退

スコットランド・カーヌスティで開催されている「全英リコー女子オープン」2日目、初日を4オーバー・108位タイで終えた宮里藍は、上位65人までの予選カットライン突破を視野に入れながら11時59分にティオフした。

前日の5連続ボギーから一転、この日はバーディ先行で順調にスコアを伸ばす。3番で1.5mを沈めると、6番(パー5)ではバンカーから1.5mに寄せてバーディ奪取。さらに8番(パー3)ではティショットをピン下2.5mにつけると、これを沈めて右手でガッツポーズ。前半を通算1オーバーで折り返した。

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しかし、11番でつまずいた。2打目をグリーン奥のラフにこぼすとアプローチを寄せきれずにボギーとする。続く12番でもアゲンストの風に戻され、2打目がグリーンに届かない。アプローチを1.5mに寄せたが、このパットはカップに蹴られる。この連続ボギーの直後、13番(パー3)ではあわやホールインワンというショットでOKバーディを奪ったが、最終ホールはボギーフィニッシュ。

結局、この日は4バーディ3ボギーと一つスコアを伸ばすにとどまり、通算3オーバーでカットラインに2打届かず、全英オープンでは04年以来7年ぶり2度目の予選落ちを喫してしまった。

「最後はちょっともったいなかったけど、全体的に良いゴルフをしていたし、自分の週じゃなかったのかな」と、宮里はさばさばと振り返る。「良いパットもたくさんあったし、一つでも入っていれば変わっていたのかなと思います。あとは14番、17番のパー5で獲れなかったのが、予選落ちの原因ですね」。

返す返すも悔やまれるのは、初日の5連続ボギーでの幕開けだ。「調子が良かったので攻めていった部分もあるけど、ちょっとずつ曲がっていて。それにリズムがつかめていなかった」。メジャーというミスの許容範囲が極端に狭い舞台で、前週優勝した好調さに対する過信もあったのかもしれない。

それでも、「間違ったことはしていないと思うし、やり続けていれば順番は回ってくると思うので、今はタイトルに対する焦りはありません」と宮里は言う。メジャー制覇の大目標に向けても、一歩ずつ進んでいくしかない。(スコットランド・カーヌスティ/今岡涼太)

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