宮里美香の戦績&プロフィール
2011年 エビアンマスターズ by Societe Generale
期間:07/21〜07/24 場所:エビアンマスターズGC(フランス)
好調の美香、メンタル強化で初優勝を目指す!
2週間前の「全米女子オープン」で5位に入った宮里美香だが、やはり激戦の疲れは激しく、「フロリダに戻って、1日ゆっくり休みました」と、明けた翌日はまずは休養を優先させた。
「1日中、寝ていましたね」と宮里。「朝起きて、でももうちょっと寝ようと思って夕方まで寝て。その間は何にも食べないで、次の日から練習を始めるのがルーティンになっています」と笑う。その週はトレーニングを中心に行って、ここエビアンに乗り込んできた。
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昨年大会では6位タイと好成績を収めている。今年は昨年に比べて気温が低く、雨で地面も湿っているが、「全然変わってないですね」と宮里の印象は揺るがない。「ここはフェアウェイキープが大事で、グリーンが小さいのでいかにピンポイントに攻められるかです」と、その攻略ポイントを挙げた。
今週は「去年の成績を上回りたい気持ちもあるけど、結果は置いておいて内容をよくしたい」と宮里は言う。その内容とは、全米女子オープンで課題に挙げたメンタルだという。
「私のゴルフスタイルはアグレッシブなんですが、USオープンはピンポジションが難しくて行きたいけど行けないことが多かった。そういう時に、考えがハーフハーフで分かれてしまう。それを一つにできるようにしたい」。
ただピンを攻めるだけでなく、グリーンセンターに載せて確実にパーを獲るのもアグレッシブな戦略の一つ。頭では分かることを、実戦の場で実行できるかが、今後のメジャー大会では重要な要素となってくる。まずは今週、そんな葛藤を乗り越えられるかを、自らへの宿題と課した。(フランス・エビアン/今岡涼太)