【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈3〉】
2011年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈4〉】
今日は「アーメン・コーナー」の入り口、11番ホールについて。
オーガスタの11番ホールから13番ホールは「アーメン・コーナー」と呼ばれ、神に祈らなければ無事に通れないと言われるほど難しいんです。
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11番のミドルホールは505ヤード!これだけの距離があるミドルで、あれだけティショットのターゲットが狭いホールを初めて見ましたよ。両サイドにある高い林の間は、ティーグランドから見ると“隙間”にしか見えません。
その隙間を打っていくんですが、ただ飛ばすだけじゃダメなんです。フェアウェイ左サイドにしっかり300ヤード近く飛ばさないと、セカンドショットでグリーンを狙えません。
藤田さんが快晴無風で会心のティショットを打ったとして、セカンドショットはグリーンセンターまで約200ヤード残ります。
少しでもアゲンストが吹くと220から230ヤード。その距離を普通に打てるなら問題ないんですが、グリーンの左には大きな池。グリーン右手前には巨大なマウンドで、右奥はバンカー。なので池を避けてグリーン右手前のマウンド方向に打っていく選手がほとんどです。ただそれでも、グリーンは池に向かって強烈な下り傾斜になるので、アプローチも易しくありません。
正直ここはボギーでも仕方がないホールです。ティショットをミスした時点で、まずはどうやってボギーで上がるかを考えた方がいいでしょうね。無理やりパーを取りに行ったら「6」も「7」もある。
上手く気持ちを切り替えれるかどうかも、神様に祈ってみます。
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