池田勇太「自分には千葉か仙台しかない」
2011年 アーノルド・パーマーインビテーショナル
期間:03/24〜03/27 場所:ベイヒルGC&ロッジ(フロリダ州)
急遽出場の池田勇太がベイヒルで練習ラウンドを開始
今季の米国男子ツアー第13戦「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は3月24日(木)から27日(日)までフロリダ州ベイヒルGC&ロッジで行われる。東北地方太平洋沖地震から続く災害の影響により、急遽この試合に出場することが決まった池田勇太は21日(月)に当地で練習ラウンドを行った。
池田は2月上旬のハワイ合宿から米国に滞在し、2週前の「WGC キャデラック選手権」まで4週連続で米ツアーの試合に出場。当初はその後、日本に一時帰国し4月の「マスターズ」前に再び渡米する予定だった。
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しかし3月11日、「キャデラック―」の第2日開始前に日本で大地震が発生。国内での調整が難しい状況に追い込まれ、米国に留まる判断を下した。世界ランク50位以内の選手に与えられる「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の出場権を行使し、急遽エントリー。前週はフロリダ州内で調整した。
被災地の悲惨な状況を思いやると「残ったのが良かったのかどうかは分からない」と複雑な思いが込み上げる。母校の東北福祉大ゴルフ部の現状、思い出の詰まった仙台の状況も耳に入る。しかし帰国して練習場所を確保できるかすら不明で、2週間後にはマスターズウィークとなるだけに「こっち(米国)に帰って来れないことだけは避けなければ」と留まることを決断した。
この日は1番から18ホールをラウンド。昨年は予選落ちに終わったコースを丁寧にチェック。特に硬く仕上がったグリーンとその周辺のラフを確認した。「マスターズ前最後の試合になる。内容の濃いものにしたい」と顔を上げて試合に臨む。
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