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2011年 ボルボゴルフチャンピオンズ
期間:01/27〜01/30 場所:ザ・ロイヤルGC(バーレーン)

これで全米プロの悲劇は起こらない!欧州ツアーの特別ルール

今週、バーレーンにあるザ・ロイヤルGCで行われている欧州男子ツアー「ボルボゴルフチャンピオンズ」では、このコースに合わせた特別なローカルルールが設定されている。

写真は3番ホール脇にあるフェアウェイバンカーと、砂の荒地(waste sand areas)と呼ばれている部分を写したもの。なんとなく境目があるのは分かるが、競技の中でこの区分けを厳密にし、バンカーとそれ以外で適用されるルールを当てはめていくのは、相当な混乱が予想される。

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そこで、欧州ツアーが下した決断は、今大会ではウォーターハザード内を除いて、すべての砂地を砂の荒地(waste sand areas)として扱い、バンカーではなく、スルー・ザ・グリーンとしてルールを適用するというものだった。

これにより、選手達は一見バンカーに見える場所でも(例え普段はバンカーであっても)、練習スイングをしたり、地面にソールしたり、またルースインペディメント(落ち葉等)を取り除いたりすることが可能となる。

欧州ツアーの競技委員長であるアンディ・マカフィー氏は、「2つの場所に適用されるルールが大きく異なるので、選手達に明確さを与える為にこの決断を下した。コースは素晴らしいが、砂漠とバンカーの境界があやふやなため、見た目にはとても魅力的だが、その定義について大きな問題が発生する可能性を秘めている」と説明した。

昨年の全米プロゴルフ選手権では、ダスティン・ジョンソンがバンカーと気付かずにクラブをついてペナルティを課せられ、また最近はテレビ視聴者の指摘によりホールアウト後に違反が発覚して失格処分になるという事態が続いている。今回の処置は、その両方に対処しうる賢明な判断と言えそうだ。

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