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【GDO EYE】片山が長尺パターを選んだ意外なワケ

「ブリヂストンオープン」3日目に、10バーディ、ノーボギーの「62」。片山晋呉がコースレコードを塗り替える驚異的なプレーを見せ、一気に単独首位に躍り出た。怒涛の5連続バーディフィニッシュという派手な締め括り。好調なショットがあってこそのビッグスコアだが、23パットという数字が示す通り、冴え渡ったパッティングも片山を支えた。

今年9月の日韓戦から本格的に使い始めたという、長尺パター。2週前の「キヤノンオープン」では「まだ扱い方が分からない」と、同じく長尺パターを扱い、キャディを務めた妹で女子プロの片山眞里から、アドバイスを受けながらのラウンドが続いていた。

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さらに先週には、同じく長尺派である中嶋常幸からもポイントを享受。「それも良くなった要因だと思う」とようやく体に馴染んできたようで、今週はキャディを務める妹からアドバイスを受けていないとのこと。今では、片山にとって心強い相棒となっている。

その相棒を選んだきっかけは、実に意外なもの。ラウンド中、体の左右のバランスを保つため、頻繁に左打ちで素振りを行っている片山。1番の理由が、その素振りだった。「背中が痛いから、(左で)いっぱい素振りがしたかった。それが最初」。重量、長さともに、素振りにはうってつけ。お陰で背中の痛みもなく、快適にプレーできている。今や、片山にとって二役を効果的にこなす、手放せない存在になっているようだ。(編集部:塚田達也)

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