宮里美香が糧とする、2つの経験
2010年 日本女子オープンゴルフ選手権競技
期間:09/30〜10/03 場所:大利根CC東C(茨城)
独走の美香、「成長した自分を見てもらいたい」
「日本女子オープン」2日目を終え、昨年大会の再現のような展開となった。いずれも主役は、単独首位に立った宮里美香。昨年は2位に3打差、今年は5打差という大量リードを奪い、残り2日間の決勝ラウンドを迎える。
後半の11番まで2バーディ、2ボギーと混戦に埋もれていた宮里だったが、12番からは自身でも初めてという5連続バーディを奪い、後続を一気に突き放した。「ショットはイメージ通り、パットも上手く打てていた」と振り返るが、その時は5連続に対し「意識は無かった」という。「少し(ゾーンに)入ってたかな」。それだけ集中力が研ぎ澄まされていたのだろう。
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今はアメリカツアーを主戦場としている宮里。「日本の皆さんは私がどういうプレーをしているか分からないと思う。日本に帰ってきた時に、成長した自分を見てもらいたいと思っている」と話す。その成長の1つを、「メンタルな部分だと思う」と明かした。
「考え過ぎて結果に繋がらず、ストレスが溜まる時もあった」との悩みを取り払ったのが、メンタルコーチの「あまり考えずに自分の力を発揮しなさい」という教えと、実践し続けたアメリカツアーでの経験だ。「自分に自信を持って、自然体でプレーする」。その境地にようやく達せたのは、ほんの1、2ヶ月前だという。
昨年は後続に4打差をつけて最終日を迎えながら、自滅により勝利を逃した。この1年の成長が、今度こそ日本タイトルを引き寄せるか。まずは、最終組を回る明日のプレーに注目だ。
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