46歳のスイング改造 片山晋呉が3打差5位で最終日へ
2010年 フジサンケイクラシック
期間:09/02〜09/05 場所:富士桜カントリー倶楽部(山梨)
【GDO EYE】片山晋呉、苦悩からの脱却なるか
今週の「フジサンケイクラシック」で、ほぼ1ヶ月ぶりのツアー出場となった片山晋呉。水曜日には囲み取材に応じ、「ゴルフから離れられて良かった。ようやく試合が楽しみになってきた」との心境を明かした。昨年は“燃え尽き症候群”によるモチベーションの低下を訴えていたが、今年のそれは、ちょっと意味合いが異なるようだ。
ここ2年は優勝から見放され、世界ランキングでも100位を下回る週が続いている。自身のブログでは「去年は燃え尽き、今年は諦め」とも。調子は良くても、結果に出ない苦しみ。囲み取材では「ゴルフ場に来るのも、試合をするもの、ようやく苦じゃなくなってきた」と話し、それ以前の苦悩が伝わってきた。
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復帰戦の初日は1オーバーの40位タイ。2日目も前半の5番でダブルボギーを叩き、「6番では、もう週末の予定を考えていた。天気も良いし富士山でも登りにいくか、なんて話をしていたんですよ」と、予選落ちも覚悟していたという。だが、残り4ホールに入り、完全にスイッチが切り替わった。15番から怒涛の4連続バーディでフィニッシュ。通算2アンダーの11位タイに浮上し、首位に5打差で決勝ラウンドを迎える。
「(クラブを)上げるきっかけだけをちょっと変えて、それが上手くはなりましたね」と片山。「富士山に登るどころか、フジサンケイの頂に登っていくような感じにできてきた」と、余裕すら感じさせるコメントも残している。やはりこの男が上位に来ると、芯が一本入ったような、試合全体の引き締まりを感じる。これまでの苦悩を吹き飛ばすような結果に期待したいところだ。(編集部:塚田達也)
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