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2010年 全英オープン
期間:07/15〜07/18 場所:セントアンドリュース(スコットランド)

【羽川豊の全英生レポート2日目】タイガーは最高!石川は良く我慢が出来た

2010/07/17 08:38

これだけ全英特有の風が吹いて、朝はあんな大雨から風が吹いて中断にもなる。選手は本当に大変な1日だったね。午前中の組は雨は降ったけど、ボールが止まってバーディを獲れる状況だったから、トップのオイストハイセンやベテランのカルカベッキは上手く伸ばせた。

午後なんて、8番ショートは50ヤード右に打ってもピンの左に行っちゃうんだから、選手は本当に大変だったと思うよ。乾いて、グリーンは硬くなるし、ゴルフが一番難しいのは風と硬いグリーン。そういうのが出てきたので、午後の選手がスコアを落としたのはしょうがないね。

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マキロイもあそこまで落とすとは考えてなかったと思う。昨日も言ったけど、ああいう最悪の条件になったときに耐えられるタフな精神力が大事。午前中はラッキーだけど、午後に我慢出来たプレーヤーは、明日から伸ばす可能性が高くなるね。

そんな中、石川は非常に我慢強く出来ていた。12番までは完璧。だけど、13番の2打目からボギーを打たないゴルフになってしまった。もうちょっと思い切って行きたいのがいけなかった。パットがショートし出してきたし、その辺がちょっと勿体なかったな。でも、その苦しい中で良く堪えて1オーバーで上がったので、明日どれだけスコアを伸ばせるか。天気次第だけど、出来るだけトップに近づいてホールアウトしたい。その為に、ある程度攻めのゴルフを見せてもらいたいね。

セントアンドリュースでの最後の全英オープンになったトム・ワトソンだけど、ニクラウスが最後にバーディを獲って終わったように、ワトソンもそういうのを感じていたと思う。自分が同じところに来て、予選は通らなかったけど、最後のバーディパットを決めた。石川も、「このゴルフを続けてほしい」なんて言われたら感動しちゃうよね。こんな事はなかなか経験出来ることじゃない。ワトソンみたいなプレーヤーになりたいと思ったんじゃないかな。

それから、タイガーは最高だね。朝から久しぶりに練習場でずっと見ていたけど、スイング中に頭が下がるのが無くなってきて、うまくボールを捉まえるから、さすがタイガーだなと。今日はパットがちょっと悪かったから下がったけど、最後のドライバーなんか、右から打ってくるんだから凄いよね。ピンをかすめて、7~8mのイーグルパットは入らなかったけど、あそこに打ってこられるのは絶好調の証拠なのよ。明日が面白くなってきたね。

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