日本のトップ2名が揃うということで、大会側が池田と石川の2ショット撮影時間を用意した

先週開催された世界ゴルフ選手権の今季第2戦「WGC CA選手権」で、22位タイに入った池田勇太が、今週はPGAツアーの「トランジションズ選手権」に出場する。月曜日を移動にあてた池田が会場となるウェスティンイニスブルックリゾートに姿を現したのは火曜日の朝だった。

1番から18ホールを1人で練習ラウンドを行った池田は「先週とは全然違うコースだよね」と爽やかな笑顔でホールアウトした。先週の結果について改めて感想を求められた池田は「上位っていうけど、真ん中より少し上だから良かったというより、まぁまぁでしょ」と、世界ランク上位しか出場できない試合で22位に入りながらも謙遜をする。

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「あの風の中で、アンダーパーで回れたから、それは良かったかな。ただ、今週は全く違うコースなので、気持ちを切り替えてやりたい」。先週の戦いで手ごたえは感じながらも、気を抜かずに今週に挑む。池田のいう「全然違うコース」とは、先週は木が少なく、フェアウェイは平坦で池ばかりだったのに対し、今週は林でセパレートされ、アップダウンが激しく日本のコースに似た印象を持つ。

そして「どちらのタイプのコースのほうが得意ですか？」という質問には、「スコアが良かったほうが得意ってことですよね。だから、やってみなければ分からない。まあ、結果を楽しみにしていてよ」と、池田ならではの答えが帰ってくる。

今週で今季のPGAツアー参戦が3試合目となる池田だが、前回までの2試合はいずれもWGCという世界の強豪だけが集う試合だった。今回、通常のPGAに初出場となるが「いろんな選手がいるから楽しみだよね。なにか盗めるもの（技術）があれば嬉しいね。今週もトップ10を目指して頑張ります」と、初顔合わせの選手ばかりの戦いでも上位を目指す。