今後、もっとも活躍が期待される選手の一人であるマキロイ（Scott Halleran/Getty Images)

2歳時に既に40ヤードを飛ばしていたというロリー・マキロイ。9歳で初めてのホールインワンを記録すると、その年に10歳以下の世界大会で優勝。その後のゴルフ人生も多くのタイトルに彩られた。

初めてプロの試合に出場したのは2005年、16歳でヨーロピアンツアーの舞台に立った。2007年にアマチュア世界ランク1位に登り詰めると、その年カーヌスティで開催された全英オープンで、初日に唯一人ノーボギーの「68」で回り3位タイ発進。一躍脚光を浴び、同年9月18日にプロ転向を果たす。

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プロとなってもその勢いは止まらない。プロ転向後の初戦で予選突破を果たすと、2戦目の「ダンヒルリンクス選手権」で単独3位に入り、僅か2試合という最速、そして最年少記録でヨーロピアンツアーのシード権を獲得した。09年のドバイ・デザートクラシックで念願の初優勝を達成。19歳と273日での優勝は、ヨーロピアンツアー史上6番目に若い記録となった。

現在の世界ランクは11位。記録ずくめの活躍を見せるマキロイは、ポスト・タイガーの最右翼といえる選手だ。昨年のマスターズでは、予選2日間をアンソニー・キム、石川遼と共に回り、最終的には20位タイ。注目の若手として組まれたペアリングの中でも、ひとつ抜けた実力を見せ付けた。

5月4日で21歳。石川は20歳でマスターズ優勝という目標を掲げるが、今年のマキロイがその偉業を達成することも、あるかも知れない。（編集部：今岡涼太）

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