タイガー・ウッズが単独首位!/エミレーツオーストラリアンオープン 2日目
「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」初日/首位タイに立ったフィル・ミケルソンのコメント
フィル・ミケルソンは先週、「FBRオープン」で2006年の8月以来となる予選落ちを喫し、シーズン序盤の不調を多くのファンが心配していたが、今週はお気に入りのぺブルビーチが舞台。初日は素晴らしいプレーが随所で見られた。
5アンダーで迎えた最終ホールは、ポピーヒルズの9番パー5で見事2オンに成功するなど、初日は15のホールでパーオンとした。そして9番のイーグルパットを見事に沈めたミケルソンは7アンダーとなり、初日のコースリーダーとなった。ノーボギーの「65」は、ミケルソンにとって今年の自己ベスト。今日のラウンドだけで7アンダーをマークしたことに対し、この大会前までの全11ラウンドでの合計は9アンダーだった。フェアウェイキープ率、パーオン率も上がっており、パット数もここまでの平均より少ない28を記録。6日前には予選落ちだったミケルソンだが、見事に挽回してみせた。
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ミケルソンの「65」は、「2006年ベルサウスクラシック」と呼ばれていた「AT&Tクラシック」の最終日以来のベストスコア。2日目は天候が悪化する恐れがあり、大会が短縮されるようなことになれば初日のミケルソンの「65」はさらに大きな意味を持つことになる。オフシーズン中にかなり筋肉をつけたと伝えられるミケルソンだが、初日のインタビュー時に腕に軽く触れてみたところ、本当にコンクリートかと思うような硬い筋肉がついていた。その筋肉のせいでスイングにも悪影響が出ているという噂をかき消すように、ミケルソンは初日の素晴らしいラウンドをイーグルで締めくくった。
フィル・ミケルソン
「4番アイアンでうまくグリーンに乗せ、パットを沈めたんですが、あんな風にパットが決まってくれると嬉しいですね。今年のグリーンは、過去15年間で最高のコンディションになっています」
記者
「先週予選落ちの後、どんなところを重点的に練習したんでしょうか?」
フィル・ミケルソン
「パッティングです。ドライバーショットは今年に入ってかなり良いですし、先週のフェニックスではアイアンショットも上向きでしたが、パットが最悪でした。ですから、先週末からずっとパッティングの練習をしていました。幸いデーブ・ペルツが今週ここに来られることになり、前日一緒に調整したんです。その結果パットもだんだん決まるようになり、初日はうまく沈めたパットがいくつかありました」
記者
「昨日周ったサイプレスがどんなに素晴らしいコースか、コースを知らない人に説明してあげてください」
フィル・ミケルソン
「サイプレスは、私にとって試合でプレーしなかったとしても、ワクワクする貴重なコースのひとつです。ラッキーなことに、今週一緒に周っている友人のアマチュアがサイプレスのメンバーなので、毎年この大会が始まる前に練習ラウンドをさせてもらっています」
ミケルソンは、ドライバーでフェードとドロー、あるいは低いボールなどいろいろと打ち分けられることに満足だと話していた。そして、2001年を最後に出場していない来週の「ニッサンオープン」への出場を考えているそうだが、ショットが好調なときに、フェアウェイを木が縁取るクラシックなリビエラに挑戦してみたいというのがその理由のようだ。ミケルソンは、リビエラから2時間ほどのランチョ・サンタフェに住んでおり、できれば自宅から通いたいと考えているとのこと。車か飛行機などの交通手段のめどが立てば、来週「ニッサンオープン」でのプレーとなるかもしれない。タイガー・ウッズの出場はまだわからないが、ミケルソン出場の可能性は高くなっている。