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石川は逆転ならず15位タイ、矢野は11位タイで終了/韓国オープン最終日

韓国の天安市にあるウージョンヒルズCCで開催されている、「韓国オープン」の最終日。朝は濃い霧が立ち込め、第1組が定刻より50分遅れのスタートとなったが、以降は快晴に恵まれて競技は順調に進行。2万人を超える大ギャラリーが詰めかけ、最終日の熱戦を見守った。

優勝を飾ったのは、予選ラウンドで石川遼と同組でプレーした昨年の韓国ツアー賞金王、ベ・サンムン。11番からの3連続バーディが決め手となり、通算10アンダーで逆転勝利を飾った。24歳の若き韓国のスターが今大会18年ぶりとなる連覇を果たし、最終18番グリーンは大喝采に包まれた。ベは、2週間後に日本で開催される「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン」への出場を予定している。

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首位とは5打差、通算2アンダーの単独13位からスタートした石川遼は、出だしの1番から2連続ボギーと序盤で躓く展開に。その後、前半で3バーディを奪い盛り返したが、10番から3連続ボギーを叩くなど、出入りの激しさが上位浮上を阻む。3日連続で池に打ち込みトリプルボギーとしていた13番パー3では意地のバーディを奪ったものの、この日4バーディ、6ボギーの「73」(パー71設定)。2ストローク落とし、通算イーブンパーの15位タイで初の韓国ツアーを終えた。

32位タイからスタートした矢野東は、「昨日と同様、ショットは素晴らしかった」と前半だけで4バーディをマーク。後半は「傾斜にピンが切ってあるホールが多くて、ショートパットも曲がってしまう」と2度の3パットを含む3ボギーを叩いたが、この日3ストローク伸ばし、通算1アンダーの11位タイに浮上した。次週は、ディフェンディングチャンピオンとして臨む「ANAオープン」。「こっち(韓国)で掴んだものは確実にある。この感覚を来週に活かせれば、非常に楽しくなると思う」と、大会連覇に向けて意気込みを見せていた。

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