2014全英リコー女子オープン
期間:07/10~07/13 場所:ロイヤルバークデールGC (イングランド)
ネガティブな言葉が続くが、それは逃げや自暴自棄というのとは違っている。高い理想と現状のギャップを人一倍厳しく見つめるからこそ、足りないもの、満足できないことが強烈に意識される。それは、プロ意識と言い換えることもできるだろう。再び挑む海外メジャーの大舞台、そして未来に向けて語るとき、森田の言葉は力を帯びた。
―全英リコー女子オープンが開催されるロイヤルバークデールは日本のコースとは大きく違います。日本では必要としない技を求められますが、日本でどうやって準備して臨みますか?
それが問題なんです。向こう(海外)の選手はそうせざるを得ない状況の中で一生懸命やっている。私や他の日本人選手はそういう環境がないし、想像以上のものが待っている。(海外メジャーに参戦したのは)短い期間だったけど、あの中でみんな毎週、毎週やるわけで。技術力も高くなるし、いろんな技も増えていくから、差がすごく出るなぁと思うけど、それでも岡本さんは賞金女王を獲ったりしている。
カットボールを打つとか、何ヤード刻みで打つっていうのは日本でも出来ること。砲台のグリーン周りとか(の練習)っていうのは難しいけど、止めるとか、単純に(フェースを)開いて打つ、閉じて打つ、という打ち方をちゃんと自分のものにできていたら、向こうに行ってもちょっと練習するだけでイメージ力もつくと思うから、そこまで不利ではないと思います。
練習環境も良くて、毎日毎日練習できる。開くとか、転がすとか、カットを打つとか、ドローを打つとか、そういう技術を自分でやっていこうという気持ちがあれば、技術は身につくと思います。海外と日本ではグリーンの硬さや速さも違って、ピンを狙うイメージも違うから、それだったらまっすぐ(ピンを)狙っていけばいいってなる。そこは難しいですよね。どれだけ我慢強くやり続けるか。でも負けずにやりたいと思います。
―今年は賞金女王としての出場ですが、意気込みは異なりますか?
周りの人は賞金女王だからっていう目でみるけど、去年は去年で、今年はまた違った自分だし、去年良かったから今年もいいとは限らない。でも、そういう目で見られているのはしっかり分かっているので、恥ずかしいことはしたくない。それでも、今はそういう気持ちよりも、学びたいという気持ちのほうが大きいです。自分に足りないものが見つかって、目標ができたからそれに向かって進みたいです。
―今年の全英リコー女子オープンでの目標は?
今は技術面でやろうとしていることがあるから、向こうにいってもそういうことができていたら自信になると思う。そりゃ去年より良いスコアで回りたいし、必ず予選を通過しないといけないと思っています。順位は何位とかっていうのはないけど、できるだけ上には行きたいと思っています。
あ、もう1つ目標がありました。私、ぶっちぎりの優勝っていうのがないんです。誰にも追いつかれないっていう優勝がない。3日間とか4日間、全部ロースコアっていうのがない。1日パープレーで次の日は7アンダー、その次の日は2アンダーとか。向こうの選手って20アンダーとか出るじゃないですか。基本、毎日8アンダーとかが出る。ずば抜けてよいプレーが、技術を持っている人は簡単にできてしまう。それが私にはないから、どうしても悪い癖が出たりしてスコアが伸びづらいっていうのがある。最終的にはそういう技術を持ったら楽にゴルフができると思います。
―最後に、応援しているファンへのメッセージをお願いします。
18歳でプロになって、ずっと変わらず応援してくれている人もいるし、支えてもらって賞金女王にもなって、海外メジャーにも挑戦できている。応援して貰っているっていう気持ちを忘れずに、その気持ちに応えていきたいと思うので、小さいことからコツコツとやっていきたいので、それを支えてもらえたら嬉しいです。
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