全米オープン
期間:06/17~06/20 場所:ペブルビーチGL(カリフォルニア州)
ベン・ホーガンは、グランドスラムを達成した5人のうちの1人で、“史上最も理想的なスイングの持ち主”と言われる天才。「このコースは7番アイアンがいらない」と言って実行し優勝してしまうなど、正確性やその強さは抜群でした。そんなホーガンがキャリア最大の屈辱を味わったのが1955年。最終ホールを終えて暫定首位につけていたホーガンはホールアウト後、史上最多となる全米オープン5勝目を確信しキャディに「ゴルフ博物館用に」と“ウィニングボール”を渡したのですが、残り3ホールで2バーディを取ったジャック・フレックに追いつかれプレーオフとなってしまったのです。フレックは練習場のレッスンプロで、全くの無名プロゴルファー。プレーオフオッズも80対1でホーガンの圧倒的な優位と見られていましたが、奇跡のゴルフを展開したフレックは、この下馬評を見事に覆し勝利をさらったのです。全てに対し真摯だったホーガンが「レッスンプロに負けるわけがない」と高をくくったとは思えませんが、勝負に絶対はない事の好例となる試合となってしまいました。
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!