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全米オープン
期間:06/17~06/20  場所:ペブルビーチGL(カリフォルニア州)

全米オープンとは

第110回「 全米オープン」は 6月17日(木)から20日(日)までの4日間、 カリフォルニア州モントレー半島にあるペブルビーチゴルフリンクスで開催される。ペブルビーチで開催となるのは今年で5回目。過去には1972年(ジャック・ニクラス)、1982年(トム・ワトソン)、1992年(トム・カイト)、そして2000年はタイガー・ウッズが通算12アンダー(2位に15打差をつける大会記録)で優勝を飾っている。今年のコース設定は7,040ヤードのパー71。発表されているコースレートは76.3。

4大メジャーの中で最も過酷でタフなセッティングとなるのが、この「全米オープン」。深いラフに加えて硬く速いグリーンが選手を苦しませ、いかに“パーを拾う”ことができるかが勝負の決め手となる。アメリカの選手にとっては、「マスターズ」よりも自国のナショナルオープンという位置づけになるため、最高峰のイベントとして考えられているケースが多い。

【歴史】
全米ゴルフ協会(USGA)が主催、運営をするこの大会は、1895年10月に36ホール競技として始まった。第1回大会は10人のプロとアマチュアゴルファー1人、合計11名が参加したという記録が残っている。1917年、1918年は第1次世界大戦、1942年から1945年までは第2次世界大戦のため大会は行われなかった。2010年で110回目の開催となる。 球聖ボビー・ジョーンズ(アマチュア)が1923,26,29,30年と4回優勝している。4勝しているのはジョーンズの他にW.アンダーソン、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラス。 タイガー・ウッズは2000年、2002年、2008年にこの大会を制覇しており、今年優勝すれば4勝目となる。日本人選手では、1980年に青木功が記録した2位が最高順位。この年はジャック・ニクラスが優勝している。

【出場資格】
プロゴルファー、または公式ハンディキャップ1.4以下のアマチュアゴルファーが対象。 エントリーフィは150米ドル。本戦からの出場を持っていない選手は予選会から出場権を獲得しなければならない。1次予選は111会場、最終予選会はイングランドと日本を含む15会場で行われ、本戦に出場する選手が決定してゆく。予選免除の選手は、5月10日時点で63名。5月24日時点で世界ランキング50位以内の選手に出場権が与えられる。本戦出場は合計156人となる。ちなみに、今年の総エントリー数は9,052人。この数は、2008年の9,086人に次いで歴代2番目の数字となる。

【豆記録】
(1)72ホールでスコアが並び決着がつかない場合は、翌日18ホールのプレーオフとなる。2008年にはタイガー・ウッズとロッコ・メディエイトが翌日の18ホールでも同じスコアとなり、そのままサドンデス形式のプレーオフに突入。19ホール目でタイガーが3度目のタイトルを手にした。これまで33大会で、プレーオフでの勝者が決まっている。

(2)南半球出身の選手、欧州選手
・1970年のトニー・ジャクリン以来、欧州選手の優勝はない
・2004年から2007年の4年間はレティーフ・グーセン(南アフリカ)、マイケル・キャンベル(ニュージーランド)、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)と、南半球出身の選手が優勝をしていた。

(3)シルバーコレクターの強豪
フィル・ミケルソンはこれまで2位を4回経験(1999、2002、2004、2006)。欧州ツアー賞金王を8度も経験しているコリン・モンゴメリーは、1994、1997、2006年と3回2位の経験がある。

(4)最年長優勝はヘイル・アーウィンの45歳15日(1990年優勝)。

(5)最年少優勝はジョン・マクダーモットの19歳10ヶ月14日(1911年優勝)。

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