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追悼 セベ・バレステロス 永久保存版

セベ・バレステロス伝説

5人兄弟の末っ子としてゴルフ一家に生まれ、運動能力に長けていて9歳からゴルフに専念。兄3人同様、幼少期からキャディを務めた。自宅がレアル・ペドレーニャGCの2番ホール近くにあったが、キャディは練習することができなかったため日が沈んで誰もコースにいない時間に忍び込んで練習に明け暮れたとか。客がいない暇な時は他のキャディを相手に「アプローチ勝負」で日銭を稼ぎ、10歳の時に初めて参加したキャディの大会で出だしのホールで10を叩きながら「51」でホールアウトし、2年後には「79」で優勝。ゴルフ場で練習する権利を得て、ここから飛躍的に成長。12歳から18歳の間、毎日1,000球以上練習したのだとか。
1979年の全英オープン、そして翌年のマスターズでは共に最年少優勝記録を樹立。当時、セベは「運が強い選手」と言う者もいたが、「狭いコースでも広いコースでも、下が濡れていても乾いていても、風が強い時も穏やかな時も優勝してきた。それでもまだ周りは俺をラッキーだという」と反論。勝負に対する執着心は誰よりも強く、ゆえにルールオフィシャルとはしばし衝突していた。 セベといえば絶妙なアプローチショットのタッチで有名だが、手先の器用さに加えて「握力」も兼ね備えていた。それを証明するように、セベは手のひらで同時にボールを11個持つことができたという伝説も残っている。

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