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石川遼

遼、初日はナイスボギーで締めて16位タイ

石川遼は海外ツアーの連戦を終えて早々に迎えた国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の初日、4バーディ、2ボギーでラウンドし、2アンダーの16位タイにつけた。

8時40分に1番からスタートした石川は、3番パー3で6mのパットを決めてバーディを先行させた。5番でグリーン手前からパターで寄せに行って1.5mオーバーすると、返しのパーパットを外してボギー。しかし8番ではピンの右奥3mから再びバーディパットを沈めて1アンダーとした。

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後半に入るとしばらくパーが続いたが、15番でバーディ。17番パー5では2オンこそ出来なかったが、2打目でピンの左5mのカラーまで運び2パットでバーディを奪い3アンダーまで伸ばした。ところが、最終18番はティショットを右サイドのバンカーに入れ、2打目はバンカー前方のアゴに当たるミス。3打目もグリーンを捉えられなかったが、4打目でピン奥2mに運び、このボギーパットを沈めた瞬間、苦笑いも混じったガッツポーズで締めくくった。

「18番は以前にも苦戦したことのある右のバンカーに入れてしまい、2打目、3打目もミスしてしまって、ダブルボギーも覚悟したのでボギーパットが入ってくれてよかったです。ゴルフはミスをするゲームなので、ミスしたときのプレーヤーの精神状態がどうなるか、今日はミスをしても、落ち着いた状態でいられた。そういうのが良かったと思います」。ミスを受け入れる心に余裕を持ったラウンドができたと自らを称える。

この日は1番、2番とバーディパットが50センチ程度手前で止まってしまった。その後もカップに届かないことが多かったが、最終18番で2mを決められ「やっとあの距離が入ってくれたので、思わず出ちゃいました」と、ガッツポーズの真相を話す。初日を終えて首位と5打差となっているが、「明日以降はもっと風が吹いて難しくなると思います。そうなってくれた方がチャンスあると思います。明日からが楽しみです」と、日本ツアー初日のラウンドで手ごたえを掴み、第2ラウンドに挑む。(三重県桑名市/本橋英治)

2012年 東建ホームメイトカップ



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