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石川遼

遼はパットに苦悩、上位との差を詰められず

賞金王争いを演じるキム・キョンテ池田勇太が好スタートを切った一方で、「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」初日は1アンダーの39位タイと出遅れた石川遼。34パットとグリーン上で苦しんでの停滞だったが、迎えた2日目も同じような展開が待ち受けていた。

28パットと数字的には改善されたものの、バーディチャンスをことごとく逃していたのは昨日と同様。スコアには反映されずに、連日の「71」にとどまった。バーディは、スタートホールの1番パー4のみ。賞金ランクトップを走るキム・キョンテは4位タイと後退したが、初日を終えた時点での4ストローク差を縮めることはできず、首位との差も9ストロークと大きく開いてしまった。

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今週はショートパット撲滅を掲げている石川。初日は、強めたタッチとラインが合わずに苦戦が続いたが、この日は「ストロークのブレが多かった」と振り返る。「打った瞬間に外れたと思うパットが多かった。頭が上がったり、目でボールを追うタイミングが早くて、全体的に球の転がりが安定しなかった」と、反省の言葉が続いた。

現在、キョンテと石川の差は約3,200万円。今週、キョンテにさらに約800万円の差をつけられた時点で、その差が最終戦の優勝賞金4,000万円を上回るため、石川の2年連続賞金王の可能性が消えることになる。とにかく1つでもスコアを伸ばし、1つでも順位を上げていくしかない。

2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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